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ソルヴェイグの歌 

ずっと弾いてみたかった念願のグリーグのソルヴェイグの歌(連弾)の譜読みを開始しました。

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出だしは音が少なくて易しそう?いえいえ、もうそんなことを考えていたのはずっと昔の話。歌う曲で出だしの音が少ないのはたいてい音が多いよりも難しいのですから。ましてや出だしです。人に聴いてもらうためにはこの出だしがどれほど肝心か。



弾くにあたり、グリーグとこの曲についてさらっと調べてみたことをまとめてみました。すべてネットからの寄せ集めです。

グリーグは、ノルウェーの民族音楽から深い影響を受けた国民楽派の作曲家。ピアノのために数多くの小品を残しており、「北欧のショパン」と呼ばれることがあります。
日本では、数あるグリーグの作品の中でも、この組曲『ペール・ギュント』とイ短調のピアノ協奏曲(特に第一楽章)が有名です。

ノルウェーの文豪イプセンは伝説をもとに劇詩 「ペール・ギュント」 を書きました。
イプセンの依頼により、グリーグは劇音楽 「ペール・ギュント」 を作曲。
23曲からなりますが、独唱あり合唱ありで通常の演奏会には向かないため、
後にオーケストラの曲だけ8つ選んで、それぞれ4曲づつにまとめ、
第一組曲(1.朝  2.オーゼの死  3.アニトラの踊り  4.山の魔王の宮殿にて)
第二組曲(1.イングリッドの嘆き  2.アラビアの踊り  3.ペール・ギュントの帰郷
       4.ソルヴェイグの歌) と名付けました。


「ソルヴェイグ」とは、主人公ペール・ギュントが村の結婚式で出会った少女の名前です。放浪の旅に出たペール・ギュントを待ち続けました。戻ってきた彼に彼女が歌った子守歌がこの『ソルヴェイグの歌』です。


ペール・ギュントのあらすじ↓

ノルウェーの二十歳の若者ペール・ギュントは夢想家で乱暴者。
もとは村一番の物持ちだったのに、父のヨン・ギュントは飲んだくれ、ひとり息子のペールは
遊んでばかりなので、今はすっかり落ちぶれて、母とふたりで貧乏暮らし。
それでもいつか王様になる、皇帝になると空想ばかり言っています。

そんなペールに母オーゼはため息をついて、嘆きました。
「となり村のイングリッドと結婚してくれれば・・・。
あの娘にはどっさり財産がある」
イングリッドはペールに首ったけだった娘。でも明日、他の男と結婚します。
それを聞いたペールはとなり村目指して飛び出していきました。

結婚式の会場では、みんながダンスを踊っていますが、娘は誰もペールを相手にしません。
そこに新しく移ってきた家族がやってきて、つつましく、賛美歌の本をハンカチに包んだ金髪の娘
ソルヴェイグにペールはすっかり魅せられてしまいます。
一方、花嫁のイングリッドは花婿を嫌って納屋に閉じこもってしまい、
困った花婿はペールに助けてくれたら雄ウシをやると言いました。
頼みを聞いたものの、ペールは花嫁を盗んで逃げてしまいます。
しかし次の朝にはもうイングリッドに飽きて、村へと追い返してしまいました。

イングリッドとわかれたペールは山腹で緑衣の女に出会いました。
緑衣の女は山の魔王の娘で、自分は王子だと嘘をついたペールとすっかり意気投合し、
ふたりは魔王の城へ向かいます。
城では人間が魔王の最愛の娘をたぶらかしたと大騒ぎ。
トロルのドヴレ王は彼らをおさめると、娘との結婚の条件を次々と出します。
それを受けていくペールですが、左眼を傷つけ、右目をえぐるという条件は受け入れられず
自分は王子ではないと明かしたので、魔王の娘は気絶し、皆はペールに襲いかかります。
逃げ回るペールが捕まったそのとき、遠くで教会の鐘の音が響き、それを聞いた皆は
あわてふためき逃げていきました。そして大広間も城もすべてが消え去りました。

深い森の中に建てた小屋にペールは住んでいます。
そこへソルヴェイグがやってきました。すべてを捨ててきたという彼女の言葉に喜んだのも
束の間、緑の衣を来た年配の女(魔王の娘)がペールの息子だという子を連れて現れます。
闇のなかで聞いたボェイグ(民間伝説に登場する猟師ペール・ギュントが山で出会うトロルの名。
巨大で目に見えず、くねくねした存在)のまわり道しろという助言を思い出したペールは
ソルヴェイグに、待つんだよ、と言い残して去っていきました。

死の床につく母オーゼのもとにペールが帰ってきます。
ペールの話を聞きながら、オーゼは息を引き取りました。
小作人の女房に葬式を頼むと、ペールは海の向こうへ旅立って行きます。

時は過ぎ、五十歳になったペールはモロッコにいます。
奴隷売買や偶像の輸出などで富を得、しゃれた旅行服に金縁の鼻眼鏡をチョッキにぶら下げた
立派な中年紳士となったペールは海岸で4人の男たちと酒を飲んでいます。
沖合いにとまっているペールの船には全財産が積まれていますが、4人の男たちは
ペールが酔いつぶれたのを見ると、その船を奪っていってしまいました。
驚き慌てるペールですが、船から火が吹き出し、爆発したのを見て、幸運に感謝します。

こうして財産を失ったペールは、ライオンにおびえ、サルにおしっこをひっかけられるなど
散々な目に会いながら、ある洞窟にたどりつきました。
そこには盗賊が盗んだものの、追っ手から逃れるためにやむなく置き去りにした
皇帝の白馬や服、宝石、剣がありました。
それらをすっかりいただいたペールは馬にまたがり、砂漠へ駆け出していきました。

とあるオアシスにたつ、アラビア人の酋長のテント。
ペールはそこで遠くからやってきた偉大なる預言者と思い込まれ、大切に扱われています。
テントのなかでは酋長の娘アニトラと少女たちが彼のために踊り歌っています。
アニトラにすっかり心奪われたペールは月夜の晩、彼女をさらっていきますが、
結局うまくだまされ、馬も宝石も奪われて砂漠に置き去りにされてしまいました。

夏の日、遥かな北の国の深い森のなかにある小屋。
金髪の美しい中年の女性が戸外の日向に座り、糸を紡ぎながら歌っています。

「冬が去り、春も行こうとしている、来る夏もまた同じこと。
そうして一年、また一年とすぎていく。
でもあなたはいつか帰ってくる、私はそれを知っているから・・・。
だから私は待っている。 昔、私が誓ったように。

どこへあなたが行っても、神の励ましがありますように。
その足台にあなたが立っているのなら、神の慰めがありますように。
あなたが帰ってくるまで私はここで待っている。
もしあなたが天上で待っているのなら、そこで会いましょう、わが友よ!」
 ※  最後の “友” は男友達の意ですが、この場合、彼氏という意味合いだと思われます。

(中略)

そして月日は流れ、アメリカで金鉱を掘り当てたペールは大金持ちになりました。
ある日故郷に帰りたいと思い立ち、いてもたってもいられなくなったペールは
船に全財産を積みこむと、パナマからノルウェー目指して旅立ちます。
しかしノルウェーの沖まで来たとき、嵐に遭い、船は難破。 

無一文の老人となったペールが自分の家にたどりつくと、そこでは競売が行われており、
家財道具が次々と安い値段で売り払われていくところでした。
ペールは自分の家から去っていきます。

森の小屋のなかでソルヴェイグが歌っています。
「聖霊降臨(ペンテコステ)前夜祭の用意はみんなできました。
遠く離れし愛し子よ、すぐに帰ってきますか?
負荷がそんなに重ければ、休み休みくるがいい。
私はまだまだ待ちましょう。
むかし約束したように。」

荒野でペールはボタン作りの男(悪魔?)に出会い、すぐにでも魂をもらっていくと言われます。
一流の罪人でもなく、かといって昇天するほど軽くない自分の魂は溶かされて消えてしまうことを
知ったペールは自分自身を証明しに行きます。

(中略)

十字路でボタン作りの男が時間切れだとせまるなか、朝の祈りの鐘が鳴り、夜明けを迎える頃
見覚えのある小屋にたどりつきます。 
白髪になった今でもペールの帰りを待ち続けているソルヴェイグが戸口に現れました。
教会に行く服装で、ハンカチに包んだ賛美歌の本を手に、杖をついて。
ペールは敷居に身を投げ出して叫びます。
「数え上げろ、どんなに多くの罪をおれが犯したか」
「何の罪も犯してないわ、大切な私の人!」
ボタン作りが家の後ろで、「罪の一覧表は? ペール・ギュント」 と尋ねます。
それを聞いたペールは 、おれの罪をわめき立てろ! と言いますが、
ソルヴェイグはペールのそばに座ってこたえました。
「あなたは私の一生を美しい歌にしたわ。
神の御恵みがありますように、あなたは帰ってきたんですもの!
聖霊降臨祭(ペンテコステ)の朝の再会に、どうか祝福がありますよう!」
「じゃ、おれはおしまいだ! おまえに謎が解けない限り!」
「おっしゃいな」
「よし! 言おう! ペール・ギュントがあれ以来どこにいたか言えるか?
運命のしるしを額にくっつけて、飛び出したはずの神の御心に囲まれ、どこにいたんだ?」
「あら、その謎はやさしいわ」  ソルヴェイグは微笑みました。
「じゃ、言ってみろ。 おれはどこにいた、おれ自身として、全人として、真実の男として?
どこにいた、神のしるしを額の上にくっつけて?」
「わたしの信仰、わたしの希望、そして、わたしの愛の中よ」
一条の光がペールの上にさします。
「ああ、隠してくれ、おれを隠してくれ、その中へ!」
ペールはソルヴェイグにしがみつき、その膝に顔を隠します。
長い沈黙の後、太陽が昇り、彼女は静かに子守唄を歌いはじめました。
「お眠り、いとしい私の子! 籠を揺らしましょう、あやしましょう。 
・・・(後略)」

(中略)

いよいよ明るくなる朝の光の中で、ソルヴェイグはさらに声高く歌います。
「籠を揺らしましょう、あやしましょう、 ―――
眠ってそして夢をお見、坊や、いとしいわたしの子!」




・・・・う~~ん・・・・「都合のいい女」とか「聖母マリア」とか「待つわ(アミン)」とか脳内に浮かぶ、すごい世界です・・・・(; ̄д ̄)

ペールに至っては、「お前は誰でもいいのかい!」とか「男としてのプライドはないのか!」と突っ込みを入れたい衝動にかられます(ノ`Д´)ノ



さて、そんな(?)ソルヴェイグの歌ですが、以前から好きで、YouTubeでピアノではなく歌で何度も聴いていて、聴き比べをしたこともありますが、ニコニコしながら美しい声で歌っている動画もあって、どうもとても有名な人のようですが、あまり自分の好みではないようで

この動画の方は、歌い方も声も金髪なところも、ドレスの色も、ソルヴェイグっぽくて好きです。好きなので何度か自分のブログにのせたこともあります。



こんな風に弾けたらどんなにいいでしょうねえ~(;´∀`)

さしづめ、手が小さいわたしはオクターブは1と5の指で弾くしかないので、2ページ目がぶつぎりになる予感。歌うどころの話じゃなく、弾くだけで必死・・・。

2ページ目(この楽譜は右のページがプリモ、左はセコンド、となっており、これはプリモです)↓

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ところでこの楽譜はペータース社となっていますが、ヤマハで出版していて1800円です。

ヘンレ版のインベンションとシンフォニア、わたしが買った時は2100円でしたが、今は4700円ぐらいするみたいですね(;゚Д゚)

楽譜ってのは、早いうちに買った方が安く上がるんですかねえ~・・・・。








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ねこねここねここたつでねてる
2018.12.24 Mon 02:31

ソルヴェイグの歌、心惹かれます。大好きです。でも私はここまで待てないかな~(笑)。

楽譜のお値段と中身、いつも悩みます。高いけれども見やすいとか、解説がたくさんとか、指使いが私に合っているとか、でもそのくらいは自分で考えて安いのにしようとか。 

ねこぴあの

ねここたつさんへ

ねこぴあの
2018.12.24 Mon 13:38

わたしも絶対にこんなに待ちません(笑)
ソルヴェイグは一般的な女ではない立場で書かれているのでしょうけど。
でも昔は女がつくして待つ歌って多かったように思います。今でも演歌はそうなのかな?

しかし・・この・・・・浮気されてもされてもそれでも待ち、あなたは罪を何一つ犯してない、そこまでは百歩譲って?まあいいとして(何様なんだ)、愛しい私の子って言っちゃってるし~~^^;理想像だったんですかね~~・・もしかすると・・・それとも何かの象徴なのか・・。
ソルヴェイグの歌は、もの悲しいですよね。愛とひとりぼっちの寂しさと強い決意が同居しているようなこの曲、老後にもう一度聴きたいです。

U子
2018.12.24 Mon 20:49

グリーグ大好きで、その楽譜おんなじの持ってます♪来年、先生と連弾したいので、候補にグリーグ の連弾も言ってみようかなー!

ねこぴあの

U子さんへ

ねこぴあの
2018.12.24 Mon 20:54

おお!早速のご訪問ありがとうございます(*^^*)
なんだか嬉しいですね〜!

同じの持ってます?
グリーグいいですよね〜
わたしは蝶々しか弾いたことがないですが、、

先生と連弾いいですね!