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ざれごと。

小学校の教室には、オルガンがあった。

木でできた床、手すり。

床にあいた穴は、食べ残したパンを崩して捨てたりするのに便利だった。

3月生まれで体の小さいわたしには、残してはいけない給食は、友達と遊べない苦痛の時間でしかなかったから。



気がついたときにはピアノを習っていた。

ただただつまらない、バイエルだけを教わっていた。

休み時間になると、オルガンの周りには、ピアノを習う女子が集まった。

誰よりも進みの遅いわたしは、聞いたこともない素敵な曲を弾くクラスメートを、羨望の目で見ていた。



「足していくだけで弾けるんだよ」と言って、クラスメートが結婚行進曲を弾いていた。

当時は、それは誰が作曲したかなんて、知らなかった。

聞き覚えのある曲。

新鮮な驚きだった。



身内でお祝い事があるので、急遽、キーボードで結婚の曲を弾くことになった。

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先生が貸してくれた曲集の結婚行進曲のひとつに、メンデルスゾーンがあった。

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ああ、あのときの曲は、これだったのか。

40年以上たって、やっとわかったぞ。



小学校の教室。

「足していくだけで弾けるんだよ」

「わあ」

「ほんとだ!」


喜んでくれると、いいな。

そう考えながら練習していると、

懐かしい甘酢っぱいような気持ちの中に、

苦みのある後味が残る。



どうしてわたしは、あのとき、ピアノを続けなかったんだろう・・・。



考えても、仕方がないのにねえ・・。



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ねこねここねここたつでねてる
2020.06.23 Tue 23:24

> 床にあいた穴は、食べ残したパンを崩して捨てたりするのに便利だった。

えええ? ねこぴあのさん、私よりかなりお若いのに・・・私、自分の学校では床の穴は見たことありませんでした。中学校はビニールタイル(?)の床でした。 

あの曲の冒頭は印象的ですよね。足し算で期待が盛り上がっていく感じ。 お身内の方、末永くお幸せに!

再開の成果

ギンヨウカアシア
2020.06.24 Wed 11:20

こんにちは!

昔、学校の教室に足踏みオルガン、ありましたね~!

そうそう、弾ける子が弾いたりしていましたね。
小学1年のとき、ある女の子がオルガンを弾くと、ちょっとハンディある男の子が「うまいね~!うまいね~!」と褒めていました。
このあと私が何か弾いたんだけど、その男の子が「下手ね~!下手ね~!」と言うんですよー。ちょっと泣きべそ書いた記憶がよみがえりました(笑)。

その男の子はきっと、素直な感想言っただけなんだけれど、そのあと担任の先生が「○○君、またなんかしたの?」と問いただしました。私が泣きながら状況を説明すると、「○○君、悪くないよ!」とだけ言ったので、子どもの私は味方を得られない気持ちで悲しかった記憶があります。

自分の思い出書いてごめんなさいね。

承認欲求のかなり最初の方の記憶なのかもです(笑)。つづく

つづきです!

ギンヨウカアシア
2020.06.24 Wed 11:27

ねこぴあのさん、子ども時代はレッスンを楽しめなくてバイエルでやめてしまったとしても、大人になって再開されて、ちゃんとねこぴあのさんの世界観のある演奏をされるようになられたじゃないですか♪

ブランクあっても、手の小ささや弱さがおありでも、仕事と両立させるご苦労があっても、日々の「ピアノが好き」という思いがひたむきにピアノに向かう原動力ですね。それだけで、本当に素晴らしいと思います。

そして今になって結婚行進曲を弾かれること、大人だからこそ、ただ足し算?な発見だけではない思いをのせて、のびやかに祝福の旋律を奏でていらしてくださいね。

こんにちは

きょろぴ~
2020.06.27 Sat 16:01

足踏みオルガン、懐かしいな~。
私は弾きたいけれど恥ずかしくてなかなか弾けなかったな~。
給食は、食パンが3枚も出て多かったな~。
ねこぴあのさんは食が細かったのですか。私たちの時代は大変でしたね。
ピアノを復活させるのは、エネルギーが必要だったと思いますよ~。
(私そうでした)お互い、復活できて、出会えて、ピアノLOVE♡と愛せて。
スゴイと思います。私は自分をこっそり褒めています。
お身内様のご結婚おめでとうございます。
この曲の楽譜は多分初めて見ました。そっか!冒頭はアウフタクトだったのですね。
タタタで深呼吸。ターンで第1歩。うわー!ひょっとして、ねこぴあのさんの音で、花嫁さんとお父上がバージンロードを歩くのでしょうか??キャ~(*^_^*)コウフンする~!!
がんばってください!!

ねこぴあの

ねここたつさんへ

ねこぴあの
2020.06.27 Sat 23:45

ねここたつさん、こんばんは^^
もう・・・
次の記事にも書きましたが、レッスン曲以外のことで自業自得というか自由時間が激減しております^^;(ブログ訪問する時間がない~~書き逃げですみません!)

穴の開いた床は、小学校高学年の頃にはもう建て替えられてなくなってしまいました。
木の手すりも床もとても味わい深かったんですよ。



ねこぴあの

ギンヨウアカシアさんへ

ねこぴあの
2020.06.27 Sat 23:54

ギンヨウアカシアさんこんばんは^^
小学校のときのオルガンの懐かしいけど苦い記憶、そうだったんですね~
大人と違って子供時代って案外残酷な面があるように思います。
今日、コロナに打ち勝つ強い人種だけが生き残っていくんじゃないか、なんて話している人がいました。
病気だけではなく生きていくっていいことばかりじゃないからそうなのかもなあ・・・なんてちょっと思ったり。

>ブランクあっても、手の小ささや弱さがおありでも、仕事と両立させるご苦労があっても、日々の「ピアノが好き」という思いがひたむきにピアノに向かう原動力ですね。それだけで、本当に素晴らしいと思います。

ギンヨウアカシアさんのこういう言葉が、包容力があって優しくて素敵だなあと思います。
そんな風に言ってくださってありがとう!
なかなかうまくなれない、ピアノって本当に難しい楽器ですね^^;
でも、やっぱり、それでも弾けることが、しみじみと嬉しいのです。

ねこぴあの

きょろぴ~さんへ

ねこぴあの
2020.06.28 Sun 00:03

きょろぴ~さんこんばんは^^

>私は弾きたいけれど恥ずかしくてなかなか弾けなかったな~。

え~っそうだったんですね?
でも今はブログに演奏を貼ったりオンライン弾きあい会に参加したりと、すごく変化しましたね^^(ん?わたしもだ~~笑)

>ピアノを復活させるのは、エネルギーが必要だったと思いますよ~。
お互い、復活できて、出会えて、ピアノLOVE♡と愛せて。
スゴイと思います。

ほんとですね~!
エネルギー・・わたしの場合再開したときは、もうその瞬間から世界がガラッと変わるはまりぶりだったのです^^;
でも継続するのは(特にツェルニー30番が)辛いときも多かったです。できなくてできなくて・・・頑張っても頑張っても・・・

それでも、手のしびれもあっても今も変わらずピアノが大好き!なのは、やっぱりすごいことですよね?わたしたちはすごい!(*^o^*)

>ねこぴあのさんの音で、花嫁さんとお父上がバージンロードを歩くのでしょうか??

あっそれはないです!笑
うまく弾けるといいな・・・間違えても止まらないこと!ですよね^^;
弾くのはこの曲じゃなくてワーグナーの結婚行進曲なんですよ。弾くのは明日です!頑張ります!

きゃ~( ;∀;)

きょろぴ~
2020.07.03 Fri 20:04

キャ~( ;∀;)(ギャ~!!)
今、見たら出だしはアウフタクトではないですね( ;∀;)。
なんてそそっかしいのかしら。。
失礼しました。
また追ってコメントさせていただきます。

ねこぴあの

きょろぴ~さんへ

ねこぴあの
2020.07.03 Fri 22:14

あ~でも意味伝わりましたよ^^
ノープロブレムです♪
記事にしたメンデルスゾーンは、右手だけで最初の頃だけ弾きました!