おばさんだけど青春真っ盛り

考えてみたら30代の頃は、誰かが「おばさん」と言っていると、「ねえ、おばさんっていくつから?」とか聞いていたように思う。

ふと気が付くと、そんな質問はしなくなっていた。自分が「おばさん」であることは自他ともに明白になっているからなのか。

そのうち「おばあさん」という単語が出てきたときに「おばあさんっていくつから?」と聞くようになるのだろうか。

あ、もう違うんだな。とはっきり認識するようになったのは、わたしの場合早かった。

なんとなくそれまでにうっすらと感じてはいたのだ。洋服売り場などで。

若い人、そうだなあ、せいぜい30代まで対象か?そういうかわいいデザインを着たいが、なんか違う気がしてくる。しかしなんとかかんとか着られないことはない(そういうことにしておいてください)。

そんなわたしに、うちだけかもしれないが、中高生ぐらいの娘というのは情け容赦なかった。

「ねえ、もうそういうの、やめたら?イタイよ?」

「そのバック、もう無理だから」

出かける前におすぎとピーコ並みの厳しいチェックが入るようになり、なぜ外出前に娘の許可をもらわなくちゃいけないのかとは思ったが、案外友達でも言いにくいであろう「似合わない」をはっきり言ってくれる存在はありがたかった。

先日美容師さんに、いつまで長くしていられそうですか?頭頂部薄くなってないですか?と聞いたら、まだ大丈夫だと言われたが、そのうち髪も切って、シャンプーも変えなくちゃいけないのだろうか。


職場では、どんどん、どんどん、若い子率が上がっていき、若い子は日に日に自分の子供とそんなに歳が変わらなくなってきている。

同時に、自分と同じ年ぐらいの同僚率が減少していった。

同じ年ぐらいの同僚との会話で、なぜか頻繁に出る単語は「老眼」「痛み」「疲労」「眠気」。

なんなんだこれはいったい。整形外科の待合室だろうか。

子供が小さいころは「育児話」は共通のワードだったような気がするが、会話には出るっちゃ出るけど、子供が大きくなるとそういうものも減少する。

そういえば、気の合わない人とつきあうのをやめる人も増えてきている。

若いころは友達の数イコール幸せの量?つまりリア充してるかどうか?みたいなのが重要だったような気もするが、自分も周りもなんだかだんだん、「自分は自分、人は人」となっているような。この歳で今更直せないジャーン、といった風に、いい意味で開き直ってきてもいる印象。



この間職場に育休中の人が赤ちゃんを連れて遊びに来てくれていた。

抱っこさせてもらうと、歯のない口で「おうーあうー」とわたしに話しかけてくる赤ちゃんはかわいかった。

ゆらすと、目を半目にしたり開けたりして眠りそうになっていて、懐かしかった。

小さいな小さな爪や鼻の穴や耳を見ていたら、「孫が生まれて面倒見てと言われても老眼でこんな細かいところ見えないよ」と言ったらみんな笑っていた。

そんな老眼で必死に音符を追って、ビシッと注意してくれる先生がいて、わたしもまだまだ捨てたもんじゃない。と、思いたい。

この歳でそれでもがんばる自分を、たまにはほめてあげよう。

わたしは、えらい!!今が青春だ!












スポンサーサイト

2 Comments

ina-kibi  

老いによる体や心の苦痛が話題の中心になっていくのは、ごく自然なことなんでしょうね~^^; みんなそれぞれの心配事を抱えていても、あえてそれを持ち出さずとも自分で消化していくことができる年齢になってきた・・・といいますか、長い時間をかけて鍛錬されたといいますか・・・^^

小さな赤ちゃんを目にすると「かわいい~~!!」と私が言う前に、娘が「めっちゃかわいい~~~!!」と目を細めるようになったのにも、時の流れを感じるし、自分の老いを感じるかもです・爆

何かに書いてあってハッとしたのですが、この年になると「着たい服」ではなく「似合う服」を選ぶように・・・・と、ファッションの専門家からのアドバイス。言えてるわ~~と思いました。私も、自分の服装、持ち物、悔い改めます!!と思いましたよほんとに・・・爆

そうですよ!体のあちこち痛い年齢になって、あの固いピアノの椅子に何時間も腰掛けて、なかなかピントの合わない目で小さな音符を追って、関節が固くなりつつある指を鍵盤の上必死に走らせて、アラフィフのピアノ好きたちは、相当な頑張り屋さんですとも!!!ともに高い誇りを持ちましょう!!!笑

2017/12/02 (Sat) 17:36 | EDIT | REPLY |   

ねこぴあの  

ina-kibi さんへ

>みんなそれぞれの心配事を抱えていても、あえてそれを持ち出さずとも自分で消化していくことができる年齢になってきた・・・といいますか、長い時間をかけて鍛錬されたといいますか・・・^^

あ~~・・・・ありそうありそう。
若い時のほうが今よりずっと、何かあったときに(いやなくても?笑)、人に話したかった(聞いてほしかった)ような気がしますね、そういえば。

そうですよ~~次は娘さんのお子さんです!^^

似合う服ね・・確かにそうですね。
いい歳だからこそ、服装もそうだけど、品よくと言うか、言葉なんかも気を付けたいですね。立ち居振る舞いも・・醸し出すオーラみたいなものも、若い女の子の「きれい」とは違う意味の、オーラが「きれい」でいたいとは思います。思うだけでなかなかですが・・(笑)

ともに高い誇り!(笑)
あちこち痛くても、楽譜に目を近づけながら、それでも弾くとしますか~^^

2017/12/02 (Sat) 19:47 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment