ピアノと先生と本番と

ピアノと先生と本番と

ずっと前に、

本番を直前に控えたわたしに、

先生が心構え?をいくつか教えてくれたことがある。

その中のひとつに、

目からうろこが落ちるものがあった。

「先生に言われたことは忘れて、好きなように弾いていい」



正直驚いた。

先生側がそんなことを言うものなんだ・・・。




「この曲はこういう風に弾きたい」

その想いはなぜか先生に伝わるらしく、

先生はそれを否定しないで教えてくれていると、感じる。

ひとりで「こういう曲」を作るのは、限界がある。

だから、先生の言うひとつひとつのことを、

その時は、愕いたり無理だと思ったり拷問だと思ったりしても(笑)、

信じてやるしかない。




舞台ではたいていわたしは走ってしまう。

それを知っている先生は、

いつも本番前には、メトロームでいくつで弾くように、

弾く直前に必ずテンポを刻むようになど、アドバイスをくれる。

なのに、やっぱり走ってしまう。

走らなければ絶対にもっとミスが減る。

分かっている。

なのに走ってしまう。

本番のあとはいつも、

反省や後悔と、達成感と、単純に舞台の楽しさで、ごちゃまぜの気持ちになる。




「好きなように弾いていい」

わたしには、本番に好きなように弾く余裕はまだない。

もし余裕ができたとしても、

できそうもないなあと、思ったりもする。

だって、

先生の指示に、「わたしはそういう風に弾きたくない」と思うことがないからだ。

もっと上達したら、感じるときがくるのだろうか。

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鍵コメさんへ

鍵コメさんも、「わたしはそういう風に弾きたくない」と思うときがないですか?
わたしは単純に、自分のレベルがそこまで到達してないからだろうと思っていましたが、鍵コメさんも同じなので、ちょっと安心しました。
ときには拷問ですよ?(笑)
「先生、生徒のレベルをかんがえてーーー!!」って言いたくなったりします。
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