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主音を大切に

シューベルトのアレグレット ハ短調 D915を練習しています。

楽譜をみずに片手で弾いたり、大屋根を開けて譜面台を倒して弾いたり、楽譜を凝視しながら片手で弾いたりしています。今もなお音の出し方でああでもないこうでもない。

弾かないで声に出して歌ってみると考えている歌に近い音が出るのに、ピアノというのはなんてなんて人間の声のようにならない楽器なんでしょう。ワンフレーズを歌っては音を出し、歌っては音を出しの繰り返し。先生が「もっと歌って」と言っていたのが実感として分かります。



今日中間部を片手で弾いていて気が付いたことが。執拗にラの♭が出てくるんです。

ここは右手も左手も和音の中に主旋律があるんですが、主旋律以外のところ、中間部の出だしのあたり、右手も左手もラの♭が続きます。

はたと手を止めて、なんでだろう??と考えてから、あっそうかと。

ラの♭が主音だからか、と。



念のためネットで調べるとピティナピアノ曲辞典にこんな記載。

1827年4月26日、ヴェネツィアへ発つ友人フェルディナント・ヴァルヒャーのために書かれた三部形式の小品。惜別の情のこもったハ短調部分と、懐かしく回想しているかのように優しく穏やかな変イ長調の中間部から成る。



中間部の最後の音は右手と左手合わせてラドミ、変イ長調の主和音。

曲の最後の和音はミソド、これもやっぱりハ短調の主和音。

ふむ・・そうか・・・・ということは・・・

中間部のラの♭、主旋律を引き立たせるための、わき役の単なるコーラスだと思っていたのだけど、もしかして違うのかも。

だとしたら・・・・

ラの♭、決しておろそかにしないで、大切に大切に弾こう。

小さな小さな発見。

だけど嬉しい発見。








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