ブラームスの譜読み開始
アレグレットの次の曲なためか、思ったよりも譜面は複雑に感じます。シューマンのアラベスクよりはずっと楽だけど、保持音や指使いで時間がかかります。
音を出しながら、「はっ?無理じゃん・・・」と思わず声が出てしまうほど手が届かないところも。届いても、手が限界ギリギリへの挑戦みたいな感じです。ブラームスは手に厳しいって噂はほんとだったんだな~~と実感です。
届かないところはしょうがないけど、ぎりぎりであっても届くところはちゃんと音を出すようにと、いつも先生から言われているので、やむを得ず、むおーー!マジかこれ・・とか思いながらなんとか音を出しています。完全に届かないところは、人の助言を得てアルペジオにしました。でもそもそも厳しいアルペジオをすばやくやるのは至難の業です。ゆっくりしかまだできません。
右手だけ音を出しているとそうでもないのですが、左手だけ音を出していると・・・・・・これ、合ってるの??と疑問になります。
なので両手で音を出してみたら・・・・思わず、「わああ・・・・」と出だしで声が出ました。あまりにきれいで。静かに興奮しながらよちよちと両手で続きの音を出していくと「音の宝石箱」みたいです。
昨日、譜読みがやっとこ2ページ目の後半に入りました。すると、あ~~~~きた~~~~!!!(◎_◎;)という感じ。「たんたかたん攻撃」です。右手と左手のクロスリズムです。
仕方がないので、「たんたかたん、たんたかたん」とゆっくり声に出しながら音を出しています。右手をたっぷり歌わせるとかそういう以前の段階。リズムが合っているのか大変不安。
この曲は4ページ。聴いてると曲は長く感じるのに思ったよりもページ数は少ないです。ていうか、少ないなと感じるようになったのか?モーツァルトのソナタK331の1楽章は繰り返しなしで10ページ(ウィーン)もあったし、アラベスク(ヘンレ)は7ページ。それに比べたら・・・と思ってしまいますが、この曲はどうも・・・音の出し方で苦労しそうな予感です。自分の出す音が残念すぎるから(涙)。
人から、この曲はブラームスの秘めたパッションを感じながらテヌートテヌートで弾くとよいとアドバイスをいただきました。
・・・秘めたパッション・・・・はて・・・・?
そうです、わたしはブラームスのことを何もわかってないのでした。
連弾でハンガリー舞曲5番は弾いたことがあるのですが、ソロのブラームスは初なのです。おいおい調べていこう。今は「クララを好きだったけど不倫関係ではなかった人」というイメージしかない・・・・。←おい。
クララってものすごくいい女だったんだろうな・・・・。←そこじゃなく。
118-2の楽譜は、ウイーン原典版にしました。お店でヘンレと見比べて、指使いがどちらに手に優しいかまでは分からないので、パッと見譜面が見やすいほうにしました。見やすさは中年には大切です(;´∀`)
そしてこの曲・・・・・ちょっと枯れた年齢の大人にぴったりという気もします。子供が弾いて、何が分かるのよ~~~~と言いたくなるような。そういう自分も何もわかってないのですけど(笑)
さてさて、いつか「この曲で何を言いたいかはっきりする日」が来るまでは、ただひたすらに、音符をおっかけていこうと思います。
ツェルニーとアレグレットとラデッキーも・・・やらなくちゃ・・・・・ね・・・・・(;´∀`)