ツェルニー30番練習曲30番(追記あり)
この動画では崩れているので、レッスンではもっとゆっくり弾いて合格になりました。
わたしはもうすぐ50歳です。練習曲はこの後ツェルニーはやりません。あと数曲残っているインベンションに戻ります。そしていつかシンフォニア14番を弾くのが夢です。
この練習曲を開始した時、鍵盤に指を置いてから音を出すことができず手首もぐらぐらで、メトロノームにはまったく合わせられませんでした。
疲れている時も眠い時も、メトロノームのカチカチ音を聴きながら、「なんでこんなことしてるんだろう、ばかみたい、やる意味あるんだろうか」と何度も考えましたし、実際先生にも何度かやめたいと言いましたが却下されました。ひたすら、うまくなりたい一心でした。アラフォーで始めた自分のピアノは、40代のうちに基礎力をつけないと後は衰える一方だろう、やるなら今だと考えたのです。
そうするうちに、徐々に鍵盤の底を感じられるようになって、弾いていると光景や歌詞が浮かぶようになりました。
仕事で辛いことがあった時、家庭で辛いことがあった時、友達が去って辛い時、弾きながら泣いたこともありますし、ひたすら音を出していくうちに、まるで庭の草むしりをした後のように気持ちがすっきりすることもありました。
おかしいかもしれないけど、人生でこの先辛い時があったら、これらの自分のツェルニーを聴いて自分を励まそうと思います。
8年もかかりましたけど、こんな出来ですけど、やめないでよかったです。
こんな中年のピアノ日記を読んでくださった方、音を聴いてくださった方、ありがとうございました。
追記:一度公開した上記の動画はのちに下記の動画に差し替えました。