わたしもOK、あなたもOK
「自分も過去に人の悪口を言ったことがある」と前記事に書きました。
それが、どうして今の考え方に変わったか、実は、きっかけがあったのです。
看護師ですごく尊敬できる先輩がいました。
人柄がとても優れていて、上司からの評価も高く、患者さんからはもちろんとても慕われていて、彼女が休みだとがっかりする人が何人もいました。けれどなぜか、「師長のお気に入り」などと、彼女の悪口を言う人は複数いました。わたしはというと、彼女に嫌なことをされたことは一度もなく、彼女のようになりたいと思い尊敬していましたが、なぜか、彼女と一緒に夜勤をやると、気持ちがモヤモヤしてしまいました。自分でもその理由は、分かりませんでした。
そんなある日、その彼女と夜勤を一緒にやっていた時のことです。
落ち着いた夜でした。二人で向かい合って看護記録を書きながら、とりとめもなく話をしていました。
わたしが彼女に、~~さんのようになりたい、うらやましいと言うと、彼女は逆にわたしにこう言ったのです。
「わたしは、~~さんの素直さが逆にうらやましいよ。わたしはそんな風に思ってること、言えないから。」と。
わたしはびっくりしました。
そして気が付きました。
ああそうか、わたし、彼女をねたんでいたんだ。だから、もやもやしたんだ。
どんなに素晴らしく思える人でも、人をうらやましいと思うものなんだ。
自分にないものを持っているひとをうらやむのって、当然の気持ちなんだ。
ねたんでいることに気が付けてよかった。
それから、自分の中の負の感情を否定せず、それはそれとして、認めるようになりました。
ああ、今わたし寂しいんだ、わたしひがんでるな、と認めてしまうと、ずっと楽になって、人の負の感情も、そのまま認めるようになりました。
誰かが感じていることを誰かに話すと、そんな風に感じるものではないとか、言う人がいます。ネガティブな感情だと特に。
でも、感じることは、仕方のないこと、理屈ではないのですもの。
人間はそもそも卑しい部分のある生き物だと思うのです。でも、きれいな部分も持っている。
負の感情を持ってもいいんだよ、それがあっても、あなたはきれいなところも頑張る力もたくさん持っているものね、そう思うようになると、グンと楽になりました。
ポジティブなことしか言わない人もいますねえ。それはもちろんそうできればいいでしょうけど、わたしは無理だなあ。そしてそういう人はたいてい人の負の感情も聞けないので、元気な時しか話せない人になっちゃいます。
人間はそんな、元気な時ばかりじゃあないですからねえ。頑張れないときも、あるんですから。
高校生の時、すごくかわいい男子にモテる同級生のことを、ぶりっこと悪口を陰で言い合ったことがあります。
そのことに気が付いてから、ああわたし、あの頃彼女のことねたんでいたんだと気が付きました。
彼女から嫌なことは何もされてないのに、ひどいことをしたと反省しました。
気が付けてよかったです。
ねたみは、あってもいいことだと、もっと早く気がつけば、妬みに気が付かずいかにも相手が悪いみたいに悪口を言うことはなかったのかもしれないです。
まとまらなくなりましたが、やるべきことに戻ります!では~~。休みもやること多いわ~~(;´▽`A