もうすぐ3か月
バッハは手に優しいとそれまでは思い込んでいましたが、違いました。
わたしはオクターブがギリギリ届く大きさの手なのでなんとか弾けますが、届かない人、子供などは、いったいどうやってこれを弾くんだろう?と思うほどアクロバットなところが、1番では複数個所出てきます。
「届くないのなら仕方がないけど、届くのならやって」と先生はいつも言うので、これは厳しい!と思うところも、なんとかレガートにするよう頑張ってはいますが・・・インベンションではこんな練習要素はなかったので、練習内容がぐっと増えます。手が大きければわけもないのでしょうか。それでなくても練習内容が増えているというのに。しかも聴く人にはこの地味な努力が全然伝わらない気がします。
最近いつもいきなり3声で弾いていたので、久しぶりに2声ずつ弾くと、びっくりするほど弾けませんでした。やり直し。
間違えるところ、保持音が短くなってしまうところ、装飾音がうまく入らないところ、などなど見直しながら、ソプラノとアルト、アルトとバス、ソプラノとバス、それらをやってからもう一度3声で。
そういえば、2声ずつの練習をしてからやっとこ3声を一度に合わせたとき、「うるさっ!!」と思いました。3人が3人してわーわーわーわー歌うとうるさいんだなあと知った瞬間。
それらを改善したつもりなのに、録音してみると、自分の音にがっかりします。
3人のアカペラ合唱だよ?音が並べばそれでいいなら、バッハじゃないでしょ?
伴奏なしでこんなにきれいなんだよって、多声はこんなにきれいなんだよ、楽しいんだよって、弾きたいのになあ。
今日のシンフォニア。