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「老猫のつぶやき」

初めての子供が赤ちゃんの頃よく泣く子で、あまりにもよく泣くので子守歌をたくさん歌っておんぶしたり抱っこしたり。

自然と、自作の短い子守歌ができて、今でも覚えているのですが、それの前奏が勝手に浮かんでしまい、しまいにゃその前奏部分が耳に残って独り歩きし、今作っている曲のテーマになりました。

作っているだなんて大それたもんではないんですよ・・・(;´∀`)

でも、こんな曲を作った~と出だしだけ夫と先生に聞いてもらったところ、それは曲にした方がいいと双方から言われたので、じゃあやってみるか、てなもんで・・・

しかも自分ではできないので、先生にこの間ブログにあげた動画を送り、楽譜にしてもらいました(どんな生徒だよ・・・)。

で、今日レッスンだったのですが、意外にも主調は合っており曲にはなっていましたが、拍子は予想と全く違い、宿題だった「平行調を入れる」はできてませんでした。

で、先生が修正してくれました。先生的にはもっと直したそうでしたが、それをすると違う人の曲になっちちゃうからね、とのこと。

さらにまたそれを先生が楽譜にしてくれて・・・・(わたしはお願いするだけ^^;)。

家に帰って弾いてみたのがこれ。



これ・・・・2月23日のイベントでシンフォニア4番の前奏曲的に弾くつもりで、まだ曲もできてないのに、こともあろうに、オリジナルソングを弾くとエントリーしてしまったのです(´∀`;)

そのイベントでは、自分が弾く曲に解説をつけるのですが、このオリジナルソングは、出演者さんの一人が弾く曲のイメージから浮かんだ妄想がモチーフとなっています。

ちなみに、出演者さんのイメージは、寂しい村で二人きりで暮らす老夫婦なのですが(それだけではなくてちゃんとストーリーがありますが)、わたしのこの曲は、その年老いた夫婦のオスの飼い猫です。



飼い猫がその家に来たときは、その村にはもっとたくさん人がいて、まだ小さいそのねこはたくさんの人にかわいがってもらいました。けれど、村はどんどん寂しくなっていき・・・・お祭りもなくなり、老夫婦が声を上げて笑うことはほとんどなくなってしまいました。

ねこもだいぶ歳をとりました。

このままずっと一緒に暮らしていきたかったけど、どうやら自分には寿命が近づいているようです。

俺は、この村が好きだ。

もっとこの美しい夕焼けを眺めていたかった。この暖かい日差しを浴びていたかった。

この二人が好きだ。

これからも優しくなでてもらいたかった。

この2人は、俺が死んだらきっと悲しむだろうな・・・

その後、いったい誰が2人を慰めてくれるのだろう?

・・俺が死んでも、この夫婦には笑顔がありますように。村が守られますように。

ねこには信仰なんてわからないけど、そう願わずにいられないのでした。

幸せな一生だった、ありがとう。

ねこは言葉は話せないけど、心の中で思うのでした。



人間には「にゃあ」としか聞こえない、老猫のつぶやき。

そんな曲にしたいなあ。

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