まるでピアノ学習そのもの
道すがらバッハのイギリス組曲。
今は通勤が自転車なので、懐かしい時間。
前はよくこうやって音楽を聴いて通ったなあ・・・
あの頃聴こえなかった内声が聴こえる~~!!
紹介状持参の受診は手のしびれのため。
検査は今日はできなくて診察だけ。
何か質問はありますか?と最後に聞かれて、禁忌動作は何ですかと聞くと、わたしが看護師だと知っている医師は、
「手に負担をかけないことです」と言ってから、「仕事がらそれは無理でしょう。なので、禁忌動作は特にないですよ」と付け足しました。
でも、
・しびれが悪化したらすぐにやめる。
・ぶっ続けで弾かない。
それだけは決めています。
帰宅してからお昼を食べて、
シンフォニア6番の練習。
アルトが「音の力信じて」と言って始まる(ように聴こえる)この曲は、
アルトが出たと思ったらすぐにソプラノ。
またちょっとだけでて今度はバス、という具合に、アルトはちょっとだけ話すけどすぐに裏メロに回ってしまいます。
アルトが好きなわたしとしては、それが面白くない。
でも、後半は違うんですよ。アルトがリードして、あとの二人は追従するかのよう。
アルトが「こうだよね(優しくおだやかに)」と始まってから、
「でもこうだよね・・・(暗)」
「こういうこともあるけどさ・・・(涙)」
だけど、やっぱり、「音の力を信じようよ(呼びかけ)」
そしてみんな一緒に「信じよう!」からの休符・・・。
そこからは場面は一転して、3人の気持ちは一つです。
最後は手をつなぐように、終わります。
この3人、音楽の子供達みたい。
そしてそれはまるで・・・・
今から頑張ってもタカが知れている中年のピアノ学習者が、
ピアノ楽しい~~♪とピアノを始めて、
もっといろんな曲を弾けるようになりたい、とレッスンに行って・・・
最初はたくさん間違えても音が並ぶだけで楽しかったし、レッスンも優しかったけど(表現が違う気もするけど)どんどん厳しくなり、自分自身の気持ちも変わってきて・・・・
練習してもしても、ていうかすればするほど弾けてない自分と向き合うことになってどよーん。
くじけそうになって、何やってんだろ・・・馬鹿みたい・・・・。
だけど、気が付く一番大切なもの。
胸の中にある、「ピアノが好き!」
やっぱり練習しよう。
先生の笑顔。
ピアノの音。
音の力信じて。先生の教え信じて。
まるでそんな感じに思えてきましたよ・・・。
今日の6番。
むっずかしい!