ねこぴあのおと

好きな人、苦手な人。

誰にでもあると思うけど、わたしにもあります。

好きな人は、

穏やかで心がきれいな人

自分の考えをしっかり持っていている人

自分の考えを押しつけたり違う考えを否定しない人

話の腰を折らないで人の話をちゃんと最後まで聞ける人

自分と他人はたとえ親子であっても種類？が違うことを理解している人

動物に優しい人

誰も見てないところで親切にできる人

恩着せがましくない人

地味な仕事をコツコツやれる人

自分よりすごい人をすごいなあと認められる人

謙虚に努力できる人

オーラががつがつぎらぎらしてない人

自分よりできない人を見下さない人

ブランドものや豪華な家や車に夢中にならず、道ばたの名もない花の美しさに感動できる人

人に感謝できる人

などなど・・・。



・・・人に感謝できる人といえば、

この間の高齢の患者さん。



いつもたくさんお話してくれる。

「さつまいもは、食べたよ～～食べるものがないんだ」

雪の多い地域に住んでいた貧しかった子供時代の話を聞いていると、

「父親と母親が、夢にでてきたんだよ」と、唐突に言い出した。

「真っ白の雪が積もっていて、白いご飯が山盛りによそられてた」

光景を想像しながら、聞いていた。

「お盆だから会いに来てくれたんですね、よかったですね～」とわたしが言うと、

「わたしはこんなに助けてもらって、ありがたい」と返ってきた。

何度も何度もそう言うその方の笑顔を見ながら、

うん、うん、そうなんですね、といろいろな話を聞きながら、わたしは泣きそうだった。

お墓参りに行かなかった、死んだおじいちゃん、おばあちゃん、父親の顔が浮かんだ。

この方に比べて、わたしは汚い人間だ、と思った。

仕事をしていると、泣きそうになることが、何度もある。

実際泣いてしまうこともある。

わたしのほうが、してもらっている。



心のきれいな人、穏やかな人、感謝できる人に、生涯かけて、なれるようにしよう。

せっかく生まれてきたんだもの。

自分が、自分の好きな人に、なれるように、していくんだ。