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僕のあわれみ

最近はわたしの心は出会ったばかりの若い子(シンフォニア15番)にもってがれがちですが、

バッハの主よ憐れみたまえの練習は、実は続いています。

あわれみ(以下、主よ憐れみたまえ)は、わたしにとっては、なんだかもう、大切な妻みたいな感じです(オトコナンカイ)。


熟年の夫婦、まではまだいきません。

でも新鮮な時期はとうに過ぎ、欠点がまるみえとなり、こんなだっけ・・・?と思うような、ときめきもなくなっている段階。

それでも、他の若い子に浮気してもなお、やっぱりあわれみに戻りたくなるし、

誰かがあわれみのことをちょっとでも否定的なことを言おうものなら、いや、違うから!!という心持ち。

あわれみは、わたしが他の子にうつつを抜かしているのを知ってか知らずか、何も言いません。

こんな難しい曲無理だよと投げ出しくなって、それでも楽譜を開くと、ああ、やっぱりそうだよ・・・・と思わせてくれます。

それどころではありません。

今まで見えてなかったあわれみの秘めた美しさ(聞えなかったバスや内声)に気がついたり、今まで気がつかなかった言葉(各メロディの調和)や、慎み深さ(感情が高ぶっても音量で表現しないところ)や、思慮深さ(複雑で緻密な思考)に、

今更ながらびっくりしたりします。



暖炉の前で、わたしの横の美しいあわれみ(妻)は、黙って本を読んでいます。

わたしが買った膝掛け。わたしが買った本。

わたしがイライラしているときも、わたしが優しくできないときも、

あわれみは決して怒りません。微笑むばかりです。

でも、本当は、火のような激しさ、鉄のような信念を持っているんだろう・・・・?わたしより、あなたはずっと・・・・・。わたしより・・・・。



僕はこれからも、君に釣り合う男にはなれないかもしれない。

いやきっと、なれないだろう。

そんな自分が、本当は情けない。

それでも君が好きで、そばにいたいよ。

だからやっぱり、大切に練習しよう。


















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