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鶴の恩返し

練習中の曲は、恩返しに来た鶴みたい。

まるで自分の妻のような錯覚をしてしまうけど、鶴なんだよなあ。


昨日、記事を書いてからふと、そんなことを考えていました。

人間は、決して見ないでくださいという鶴との約束を破ったんだよなあ。確か。

鶴じゃなくてピアノだったら、どんな約束を迫るんだろう?

「きちんと練習してください」かなあ・・・・。

練習中は、たとえまぼろしでも、少なくとも自分の家にいてくれます。なら練習するしかない。

弾かないと、驚くほどあっという間に弾けなくなるんですもの。過去に何曲、鶴が飛び立っていったことか。



今日は、ハノンのアルペジオC durと、シンフォニア15番の練習。



リズム練習、片手練習、メトロノーム練習。

「きちんと弾ける速度からひとつずつ速度をあげて、いつのまにか弾けるようになるように」

先生の声がこだまする。

師匠の言葉も思い出す。

「慌てないで弾ける速度から練習してください」

どんだけ真面目なのーーーと自分に苦笑い。



でも、淡々と練習していると、心が平らになるような、ピアノがわたしを整音しているような、不思議な気持ちです。

これは、ピアノの恩返しかなあ・・・・。
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