物語の始まり始まり
きっかけは、オンライン弾きあい会で聴いたシューベルトの楽興の時と即興曲90-3がすごくよかったからです。
シューベルトは先生が嫌いなのであまり弾きませんが、元々は好き。
それでシューベルトの話になり、たまたま紹介してもらったピレスの90-1が、もんのすごくよくて、耳に残ってしまったのでした。
そもそも、90-1は耳に残る曲なのです。
しかし、長くて暗くて一般うけしないためか、普通の練習会や発表会で弾く人はほとんど見ませんね・・・一度だけ弾いている人がいましたが、全部ではなく省略バージョンでした。
多くの人が弾くシューベルトの即興曲と言えば、90-2とかかな?練習曲みたいなやつ。
90-3は不動の人気がある感じがします。が、手を開きっぱなしになるので、弾いてみたいけどずっと避けてきました。
それを言うなら90-1だって手の小さい人にはきつい曲間違いなしです。わたしが90-1の次に好きな142-2も、小さい手にはきつい印象。シューベルトはそもそもそういう曲が多いのでしょうか?
さて、90-1、楽譜は、春秋社とペータースを持っていたのですが、ペータースの方にしました。

ハ短調が好きなのかも。
今のところ2ページ目まで音を出しています。
最初は片手ずつ出して指番号を決めました。
次に、左手の3連符がスムーズに弾けるようにならないとお話にならないと気がつき、左手のここばかり練習。

そこがすごくゆっくりでも大体弾けるようになってから、ようやく両手で合わせてみました。
すると、リズムがとれない!
なので今は、1拍を4つにわけて、小さな声でタタタタと言いながら、音を出しています。今ここ。
ペダルはまだ入れてないです、それどころではない感じ(^_^;)
曲は、なんだか本みたい。
まだ冒頭のほうだけしか読んでないのに、面白い話であることが、がんがん伝わってきます。
こういう段階になると、ネタバレがいやで、一切見本を聴かなくなります。
考えてみたら、わたしはいつもそうかも・・・。
大体音が並んで、さあもっとよくしようという段階になってから、見本を聴くことが多いかも?
シューベルトの森の入り口は、
シューマンの森とはまた違う景色。
シューマンの森のときは、見たこともない幻想的な植物に目を奪われたけど、
これは・・・・
幼かった頃お母さんに読んでもらったおとぎはなしのような・・・・
テレビで見た怖い映画みたいな・・・・
小学生の時にどきどきしながら読んだ冒険の本のような・・・・
そう、森というより、物語、ストーリーがちゃんとある感じ。
分厚い本の表紙には、外国の絵が描いてあります。
めくると、イラストのない文字、文字、文字。それは、音符ですね。
イメージが広がるのが、楽しみです!