fc2ブログ

いつか舞踏会へ。

シューベルトの即興曲90-1は、ピアノを再開してたしか4年ぐらいの時に知りました(今から約9年前です)。

即興曲はシューベルトの中では手を付けやすく人気があるのか、90-2とか90-4など弾く人は結構いましたが、90-1を弾く人はほとんどいなかったですね~~。一度だけ本番で省略バージョンで弾いている人がいただけだなあ・・・。

なぜあれを弾く人がいないのか?

たぶんですけど・・・・

長い&暗い&一般ウケしない、からかなあ・・・??

曲を仕上げるとか合格とかいったいなんなんだろう?と思うぐらい、やろうと思えばきりがないのがピアノですが、

コロナ禍がきっかけで、雲の上にいたあわれみとしばしおつきあいさせていただき(片思いで終わったような・・・)、

さて、次の曲どうしようと考えていたときに、こんなに長いこと好きなんだから、やっぱり後悔しないために弾いておこう!と決めたのが、90-1でした(誰からも求められてないけどお付き合いのきっかけを説明するという、笑)。


9年前から好きでした!!つきあってください!!

と、練習を始めてみると・・・

譜読みも弾くのもあわれみのほうが各段に大変なんだけど・・・90-1は出だしから最後の最後までやっぱり本当に難しいです。あわれみとは違う難しさがあるというか。

出だしのジャーンのフォルテッシモ・・・あれをうるさくなく深いフォルテで弾くことができる人が、どれだけいるんですか??(ダレニキイテル?)

感情移入しながら音を出してしまうので、通しで1回弾くと、なんだろう、どっと疲れます。通しで弾いた時の疲れ方はあわれみより大きいかも。底抜けに暗いので、気持ちが曲の世界に影響されてしまうのかも。

感情移入しすぎて暴走し、指揮者の自分がいなくなっちゃったり。長いので集中力が途切れちゃたり。

なのにこの曲、ツェルニーみたいな練習曲チックに感じる時もあります。

同音連打、保持しながらのアルペジオ、リズム、和音連打、跳躍など、技術的にいろんなことを要求されるというか。

だから練習してるんですが・・・

ああ、ここ、ここが好きだからきれいに弾きたい、と思ってるところに限って間違えたり。

間違えやすいところが近づいてくると、ああああ・・・!!!(゚Д゚;)となり、結局間違えたり。

ペダルも難しい。弾きながら、あれっ?あれっ・・・??(;゚Д゚)と思っても修正できず突き進む。

もうこの際一貫して突き進んでおけば流れを止めずにいいものを、なぜかいきなり弾きなおしたり。しかもすごい派手に。なぜ??ホワイ??(;゚Д゚)もう自分でも分からない。



ともかく今は、90-1の持つ力に吸い寄せられて夢中になって練習していて、

もうすぐオンライン弾きあい会だというのに、そこで弾くシンフォニア3番よりも90-1を練習しているかも。

今日録画してみたら、通しで16分半でした。

1月30日に初めてアップしたときは20分半かかっていたので、進歩している、と、思いたい・・・・。



この曲が(自分なりにだけど)だいたい弾けるようになるころには、コロナがおさまっているといいなあ・・・・

2019年に、2020年の(中止になった)演奏会用に買ったドレス、まだ一度も着てないから、

いつかあのドレスを着て弾ける日が来るといいなあ・・・・

普段はぼろ服を着てひたすら働くか練習してるだけだから、いつかかぼちゃの馬車に乗って舞踏会へ・・・と夢見る少女のようだな(笑)



いやいや・・・・(ここからは妄想です)

ちょっぴり赤が混じった黒と白の馬車に乗っているのは、王子様ではなく、例の(?)ドレスと黒いマントを身に着けて爪は短く手に鉛筆を持ったおばあさんで、

たくさん練習したらその馬車が迎えに来て、おばあさんはこう言いそう。

「ふむ。まずまず練習はしたようだな。まだまだひどいものだが、ひとまず舞踏会(ホール)へ行く許可を与えよう。

ここまできたら、間違えずに弾こうとか考えるな。自分の音楽をかなでよ。ステージでの音楽は誰のもでもない、自分のものだ。」


おばあさん、本当は優しい人なのかな・・・・

本当に、音楽を愛してるのかな・・・・


おばあさんがいつか微笑んでくれるように、練習頑張ろう!!


スポンサーサイト