ソプラノの告白
今日は一日ピアノデイにするつもりでしたが、午後友人の家に行くことになったので、結局練習はシンフォニア2番だけに。
シンフォニア2番は、アルトとバス、アルトとソプラノが全く同じ音を出すところがあって、どうやって弾き分けたらいいのか、試行錯誤しています。
そんなことをあれこれしてると、
ていうかこの曲のストーリーは?3人の性格は??それぞれいったいなんて言ってるの??
などと考えるようになり・・・・
ぼわわわん・・・とイメージも浮かんできました。
それを以下に書きます、妄想物語なので、興味のある人だけお付き合いください(笑)
美人で勝ち気で勉強も運動もでき社交的な明るい性格のソプラノちゃん。
おとなしくて地味で話すのはあまり上手じゃない、けどとても優しく穏やかなアルトちゃん。
勉強が出来て中学から遠くの私立に通った、特に目立つタイプではないけどしっかり者でいつも平らなバスくん。
この3人が中年になって再開し、再び合唱をするようになってからしばらく経ちました。
子供時代のキャラは皆そのまま持っていますが、大人になってやはり変化した部分もあります。
特に、ソプラノの変化は明らかでした。
少し思いやりには乏しい、けれど憎めない性格だったソプラノは、明るい華やかな雰囲気は減り、穏やかな空気になっていました。そして、昔は頑張ってもできない人を見下すようなところが少しあったのですが、そうした面はすっかりなくなっていました。
ある日、合唱の練習が終わり3人で雑談をしているとき、何故か急にソプラノは、大人になってからの大きな挫折を、話し出しました。それは、辛い辛い体験でした。
ソプラノは、「おかしいよね~わたし。笑っちゃうでしょう?」と笑顔でした。そして最後に、「ごめんね~!暗い話しちゃた!」と明るく言いました。
ソプラノは長いこと接客業をしているので、無理して笑顔になっている自覚もありません。
すると、
「無理して、笑わなくていいんだ」
バスが言いました。
「ちっともおかしくない。・・・・辛かったな」
アルトは聞きながら泣いていました。
「ソプラノ、わたしもね・・・」
そして、アルトも話しました。自分の辛かった体験を。
ソプラノは昔のように話を遮りません。2人とも黙って聞きました。
「ソプラノだけじゃないよ、わたしだって、同じだよ」
「元気になれないときがあってもいいじゃないか。俺だって、くよくよと昔のことをひきずってる。時々思い出して、自分で自分が嫌になる。」
バスはそれだけ言うと、自分のことは話しませんでした。一流企業に勤め、出世して、きれいな奥さんや子供がいるバスになにがあったのか、2人には分かりませんでした。
「ねえ、歌おうよ。」
「えっ?」
「何を?」
「辛い気持ち。」
「2番で?」
「うん」
「3人で歌えば、きっとなにか・・・違ってくるよ。わかんないけど。普段は人に言えないことも、歌なら思い切り言えるよ。」
「うん、いいよ。」
即答したバスとは対照的に、ソプラノはしばらく黙っていましたが、
「・・・・わたしのこと、呆れない?」と、うつむいて、小さな声で言いました。
バスもアルトも、思わず笑いました。「なるかよ!」「もちろん!」
ソプラノは、顔を上げて笑いました。
いつものさわやかで美しい笑顔ではなく、すこしくしゃっとした、恥ずかしそうな、子供みたいな笑顔でした。
脳内の妄想はすごいことになっていますが、現実は「今ここ」です^^;
早くレッスン受けたーーーーーい!!!
シンフォニア2番は、アルトとバス、アルトとソプラノが全く同じ音を出すところがあって、どうやって弾き分けたらいいのか、試行錯誤しています。
そんなことをあれこれしてると、
ていうかこの曲のストーリーは?3人の性格は??それぞれいったいなんて言ってるの??
などと考えるようになり・・・・
ぼわわわん・・・とイメージも浮かんできました。
それを以下に書きます、妄想物語なので、興味のある人だけお付き合いください(笑)
美人で勝ち気で勉強も運動もでき社交的な明るい性格のソプラノちゃん。
おとなしくて地味で話すのはあまり上手じゃない、けどとても優しく穏やかなアルトちゃん。
勉強が出来て中学から遠くの私立に通った、特に目立つタイプではないけどしっかり者でいつも平らなバスくん。
この3人が中年になって再開し、再び合唱をするようになってからしばらく経ちました。
子供時代のキャラは皆そのまま持っていますが、大人になってやはり変化した部分もあります。
特に、ソプラノの変化は明らかでした。
少し思いやりには乏しい、けれど憎めない性格だったソプラノは、明るい華やかな雰囲気は減り、穏やかな空気になっていました。そして、昔は頑張ってもできない人を見下すようなところが少しあったのですが、そうした面はすっかりなくなっていました。
ある日、合唱の練習が終わり3人で雑談をしているとき、何故か急にソプラノは、大人になってからの大きな挫折を、話し出しました。それは、辛い辛い体験でした。
ソプラノは、「おかしいよね~わたし。笑っちゃうでしょう?」と笑顔でした。そして最後に、「ごめんね~!暗い話しちゃた!」と明るく言いました。
ソプラノは長いこと接客業をしているので、無理して笑顔になっている自覚もありません。
すると、
「無理して、笑わなくていいんだ」
バスが言いました。
「ちっともおかしくない。・・・・辛かったな」
アルトは聞きながら泣いていました。
「ソプラノ、わたしもね・・・」
そして、アルトも話しました。自分の辛かった体験を。
ソプラノは昔のように話を遮りません。2人とも黙って聞きました。
「ソプラノだけじゃないよ、わたしだって、同じだよ」
「元気になれないときがあってもいいじゃないか。俺だって、くよくよと昔のことをひきずってる。時々思い出して、自分で自分が嫌になる。」
バスはそれだけ言うと、自分のことは話しませんでした。一流企業に勤め、出世して、きれいな奥さんや子供がいるバスになにがあったのか、2人には分かりませんでした。
「ねえ、歌おうよ。」
「えっ?」
「何を?」
「辛い気持ち。」
「2番で?」
「うん」
「3人で歌えば、きっとなにか・・・違ってくるよ。わかんないけど。普段は人に言えないことも、歌なら思い切り言えるよ。」
「うん、いいよ。」
即答したバスとは対照的に、ソプラノはしばらく黙っていましたが、
「・・・・わたしのこと、呆れない?」と、うつむいて、小さな声で言いました。
バスもアルトも、思わず笑いました。「なるかよ!」「もちろん!」
ソプラノは、顔を上げて笑いました。
いつものさわやかで美しい笑顔ではなく、すこしくしゃっとした、恥ずかしそうな、子供みたいな笑顔でした。
脳内の妄想はすごいことになっていますが、現実は「今ここ」です^^;
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