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自分の歌で歌いたい

シューベルトの即興曲90-1を練習中です。

最近になってやっと、ああやっぱりこれは葬送行進曲だ・・・と思うようになってきました。

スラーのかけ方をよーーーく見直すと、声に出して歌うときに歌いにくい、不自然なスラーがあるんですよ。

これはシューベルトの癖のようなものなのかなんなのかは分かりませんが、きっと、なんだろう、よくあるなめらかな美しい歌というよりは、もっとゴツゴツした、ドイツ語っぽい、そんな歌なんだと感じてきました。しかも行進曲です。

最近になって一番難しく感じていることは、技巧的に難しいところはもちろんそうなんですけど、なんて言ったらいいか、

感情がこみ上げてきても崩壊しないようにするために、「弾いている自分」と「指揮者の自分」をどうにかして分けたいと考えています。

棒読みの朗読みたいな空っぽの音楽を弾きたいわけでも聴きたいわけでもない。

こんな中年の、たかだかピアノ歴13年のアマチュアだ。どう考えても技巧的に無理なものは無理。

だからこそせめて、自分に出来る精一杯の努力をして、丁寧に音を出したい。

シューベルトが病気になってから作った、死がまとわりつき不気味さもあるのにこんなにも美しい、この曲。わたしはシューベルトじゃないから、シューベルトが何を考えて作ったかなんて分からない。だから自分なりに感じていることを歌にしたい。

でも、音魂(オトタマ)をこめたいのに、こめればこめるほど、間違えたり、速くなったり。

違う違う、そうじゃない、感情を垂れ流すだけでは、文法がめちゃくちゃで伝わらない、ただの笑顔やただの泣き声になっちゃうじゃないか。

ちゃんと音楽の決まりを守って、表現したい。

そのためには、弾いている自分と、コントロールする自分を二人持ちたい。

けど、まだどうしたらいいか、わからないんですよねえ・・・。

WEB発表会に向けて今日も動画を撮ってみました。


10ヶ月練習してるけど、思うような音はいつまで経っても出せないなあ・・と落ち込むけど、

あの小山実稚恵さんだって、思うような音は出ないとおっしゃっていたし、よくなってるところもあった!

比べるのは他人じゃない、過去の自分。

過去より、よくなってれば、それでよし!

ピアノも、そうじゃないことも、それでよし!
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