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ピアノと人生

ちょっと思うところがあり、誰かに聞いて欲しくなりました。聞いてください。←友達いないのか?(笑)


ピアノを再開してから13年、もうすぐ14年になるんですけど、昨日、静かに驚いたことがありました。

前回記事にしたシューマンのユーゲントアルバムの30番を、最初は片手ずつやってたんですけど、昨日はとってもゆっくり、ペダルなしで両手で、「いちとにいと・・」って言いながら、最後まで音を出してたんですよ!


・・・それのどこが驚くのって?


いえいえ、自分としてはこれはすごいことなんです!

わたし、すごく成長したんだなあ・・・と一人で感慨深いものがありました。



なぜって、再開当時は、ただひたすら音を出したくてやみくもに出していたので、#がどこに、という調号は見ましたが、拍子なんかはっきり言うと全然見てなかったんです。

弾けもしないのにいきなり両手で弾いて、音価(音符の長さ)も休符もテキトーで、「ペダルがあればきれいになる宗教の信者」だったためにやたらとペダルを濁りながら踏み、できないところを取り出して部分練習しないから、何度通しても弾けるわけがなく、なのに、「インテンポ(CD等の速度)で弾きたい症候群」でもあったから弾けもしない速度でやたら速く弾き、当然いつまでたっても弾けるようにならなかったんです。



そんなわたしに先生は、繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し、

・片手ずつからやるように

・できないところは何度もやって手に覚えさせ、そのできないところに合わせた速度で弾くように

・そしてメトロノームはそのとてもゆっくりの速度から徐々に一つずつ速くするように

・最初から拍子を意識するように、できないなら「1、2、3・・」と声に出して音を出すように

・音価は守るように

・濁って汚いくらいならペダルは踏まなくてもいい

・速くて汚いよりもゆっくりでもきれいに

などと、ほんっとーーーーーーーーーに根気よく(現在進行形)、わたしに伝えてくれました。


ああ、13年もかかったけど、やっと「今ここ」なんだなあ・・・と思ったんです。



そしてさらに、

前は譜読みの段階ではあまり音そのものには気を配ってなくて、後から直せばいいと思っていたんですけど、最近は違います。最初の段階(つまり今)から、あれっこんな音じゃないよな・・・と考えるようになりました。

早い段階から「この曲で言いたいこと」も歌詞がつく段階でだいたい決定します。



多くの再開の人のほとんどがツェルニーやソネチネ、ブルクミュラーはやっているんですよね。

再開当時は、その中でもひときわ自分は劣っていると感じました。

実際サークルに行けば自分は確実に下手なほうで。

だから練習を頑張りました。ピアノが好きで、きれいに弾きたかったし。

なかなかうまくならず、特にツェルニー30番は苦しかったです。



それでも、コツコツとコツコツと、やっていけば、中年でも成長するんですよ!

自分だけじゃとても無理でした。温かく導いてくれた先生や、アドバイスをくれた師匠や、応援してくれたブロともさんやサークルの方がいたからです。ピアノを容認してくれる家族も。

更に今では思います。人と比べる必要なんかなかったのになあって。比べるのは過去の自分であって、過去よりよくなっていればそれでいいって。集まりの中でもし自分が一番下手でもちっとも恥ずかしくないって。一生懸命やっている人を下手だって笑う人の方が恥ずかしいって。



そしてなんだか、ピアノの練習って、人生そのものみたいだなあって思いませんか?


耳が痛いことを言われても、信じてよくするよう努力すれば、よい方向にいくんですよ。

現にわたし、あんなにせっかちだったのに(実際いつもテキパキしてるとか仕事が速いとか言われてました)、

今では周りに合わせて、患者さんのペースに合わせて、(やることは山のようだけど)「急ぐときほどゆっくり」を心がけています。それもこれも、上司や周りの方達のおかげ、助けてもらって、だからこそ仕事ができるんですよね。ずっと支えてくれている友達のおかげも。

自分のできないことをちゃんと認めて、助けてくれる人達に感謝して、周りと自分を比べず、好きな趣味(ピアノ)を大切に胸に抱きしめて、残りの人生、丁寧に生きていきたいなあと思います。



あっ。

先生の名言を一つご紹介します!

「うまく弾けないときは、変な弾き方してるんだよ」

これって、人生でも当てはまると思いませんか?



まとまりませんでしたが、読んでくださった方、ありがとうございました!(#^.^#)













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ねこねここねここたつでねてる
2022.01.17 Mon 17:08

こんにちは。それは嬉しいですね! わかります~! 自分も数十年の大昔なのにそれができた頃の喜びを今でも覚えております・・・残念ながら今はもうできませんが(笑)。うんうん、ピアノの練習も人生ですよね。重き荷を背負いて遠き道を行くがごとし、です。

うまく弾けないときは変な弾き方? ショックです。私がバッハを弾けない理由はバッハさんが2本の手じゃ足りない曲を作ったことと、同時に複数の旋律の流れを追えない自分の残念な脳みそのせいだと思っておりました。ユーゲントアルバムの選曲も、多声の楽譜の画像を見て、私なら見た瞬間に「無理!」と考えてこの曲は選ばないと思いました。インテンポで弾きたい症候群はありませんが、重度のペダル依存症、入院
隔離が必要なほどです。ツェルニーでも普通に踏んでます。 ・・・こんなお話が通じるお友だち、身の回りにはそうそういませんよね♪

ねこぴあの

ねここたつさんへ

ねこぴあの
2022.01.18 Tue 21:23

>それができた頃の喜びを今でも覚えております

やっぱり嬉しかったですか?!
今はもうできない、ですか??

うまく弾けないときは変な弾き方、だそうですよ。
バッハの脳はいったいどうなっていたのか・・とんでもなく頭がよかったんだろうなあと思いますよね。

入院隔離が必要な程って・・(笑)
冗談はともかく、確かにこんな話、ピアノを弾く人としか話せないですね。
ありがたいですね~~^^

5年の伸び

リリーベル
2022.01.20 Thu 09:54

サークルでお会いして、5年くらいの年月が経ちました。
あのころは、確か、ねこぴあのさんが譜面を覚えて弾いてます、とおっしゃってました。当時から見て、視奏もされるし、譜読みの時間がものすごく早くなられたように感じます。日々の積み重ねの大切さを私は実感しています。本当に素晴らしい、の、一言です。

ねこぴあの

リリーベルさんへ

ねこぴあの
2022.01.21 Fri 22:26

5年になりますね~~!
その間ご縁が続いていることに、ただただ感謝です。
そうですよ、あの頃は本番は全て暗譜でした。楽譜を見ながら弾けなかったのです。
リリーベルさんが楽譜を見ながらでないと弾けないと言っていたときは、意味が分かりませんでした(笑)
成長したのかな。
だとしたら嬉しいです!支えてくださる周りの方がいるからこそ、頑張れたのです。
一人だったらとてもとても・・・本当に感謝です^^