得た幸せは
今日は本当なら、12月に活動を再開したばかりのピアノサークルの、練習会の日の予定でした。
でした、というのは、コロナのために場所が使えなくなったからです。
落胆していたわたしに、天からの救いが。
プライベート練習会のお誘いです。
自分の家は古くて狭いです。
なのに訳あって、うちにはグランドピアノがあります。
レッスンで弾くのもグランド、練習会で弾くのも本番で弾くのもグランド(贅沢なことです)。
なので、たまに弾くアップライトは「なんだか弾きにくい」のが通常なのですが(身分不相応ですね)、
このピアノは、とても弾きやすかったのです。
なんでだろう? つややかな音。まっすぐ。よく鳴る。
今年うちは出さなかったおひな様が。
数年のおつきあいになるピアノのお友達と、はじめましてのお友達。
バイオリン、ピアノ、素敵な演奏、そして音楽談義、
本当に楽しい時間。
もっともっと話していたかったけど、後ろ髪をひかれながらレッスンへ。
シンフォニア13番の初レッスン。
おとといぐらいから3声の練習をしていたのですが、
今はまだ1声ずつと2声ずつだけでいい、1声でもとてもゆっくり、よく音を聞いて、弾いてない声部も頭の中で歌う、そんなことを言われました。
レッスンから帰宅して、
ウクライナのニュース。
言葉に言い尽くせません。
暖かい部屋でお腹いっぱい食べられる幸せ・・・
ピアノを弾ける幸せ・・・
お友達の家にあったお花。
なんだか邪気をはらってくれそうな・・
そんな不思議な、明るいオーラをまとっていました。
このお花を作った人が持っていたものなのか、
お花を受け取った人の放つものなのか、
それともお花を贈った人の思いなのか。
生きていれば、いいことばかりじゃあない、
当然嫌なこともあるけれど、
凍えず、
飢えず、
自分の家で暮らせるだけじゃなく趣味までできること、
ピアノの友達ができること、
教えてくれる師がいること、
これを幸せと言わず、
なんと言うのでしょう。
得た幸せは、
明日からまた、目の前の患者さんに返していくとしましょうか。
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