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雪道を思い出しながら

午後の用事が急遽なくなったので、ハノンの練習を再開しました。

47番は地味に速度をあげていき、これは合格だろう!!と意気込んでレッスンに行ったら、左手の弾き方がまるでなっておらず、やり直しの指令が出ていたのです(にもかかわらず放置していたのですが)。

先生は指は常に鍵盤のすぐそば、ちまちまと降ろすだけ?指をバタバタ上から降ろさない、そんなようなことを言っていたので、

とてもゆっくり、右手ちゃんが左手の見本になって、手元もピアノにうつる手も凝視しながら打鍵を確認。

うーん、こうだろうか?これだと指上がりすぎ?いやいやでも右手だって多少あがるよね・・先生はもっと近くから打鍵していたような・・・なぜ右手の小指は丸まっているのに左手の小指はそうじゃないんだろう?

そういえば前は、速度を上げているとき、左手の小指が立ったり、腕が少しだけ痛くなるような気がして、力を抜くように気をつけていたんだっけ。

・・うーん、ということは、力はいりまくりで無理くり速度を上げていたんだ。それはいかん。下手すると腱鞘炎になってしまう。そもそも、正しい打鍵なら速度は勝手にあがるものだよな・・。


そんなことを考えながら、とてもゆっくりやっていたら、なんと、

また夜の雪道になったのです!


なんでだ??

あ~~そうか!鍵盤の底だ!

鍵盤の底を感じるときは力が抜けてるって先生言ってた。

鍵盤の底が、雪を踏んだときの下の地面みたいな感覚だったんだ。




少しずつ、少しずつ、焦らない。

何で焦るの?

ゆっくりでいいじゃない。

ちゃんと弾けないのにどんどん進んだら、結局遠回りになるだけな上、「自分はできてると思う勘違い野郎」になってしまうんだ。

北の国からで、大雪の中車に閉じ込められた順達を助けに行く、静かな夜。

車も運転できない道でも、馬なら進める。

笠松のじいさんが、馬で助けに行ったのです。

この間、高齢の患者さん(女性)が言ってました。

「昔は、どこの家も馬がいたんですよ。馬はかしこくてねえ。本当にかしこいんです。でも機械が入って、売られていきました。家を出るとき、ひひーんって鳴いてねえ。分かっていたんでしょうねえ。ずいぶん泣きました。」

戦争体験者の、別の患者さん(男性)は、こう言っていました。

「日本だって、昔はロシアと同じことをしたんだ。自分たちが正しいと思って。」

同じく戦争体験者の違う患者さん(女性)は、

「大東亜戦争の時は、とにかく食べるものがなかった。コロナのほうがましだよ。食べるものがある。」




練習しながら、

教科書に書いてないたくさんのこと、

人間の都合で殺される馬、

梅が咲く春の中、

笠松のじいさんの馬を、

患者さん達の言葉を思い出し、

あれがほしいだのこれがほしいだの言ってる欲深い自分を感じました。

ハノンって、不思議ですねえ。





今日の47番。打鍵はこれでいいのかどうなのか。これは雪道を感じる速度よりは速く弾いてます。







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きょろぴ~
2022.03.16 Wed 01:28

こんばんは。
なるほど。鍵盤の底を感じると脱力出来ているという事なのですね。
夜の雪道?私は神奈川なので雪道を踏みしめる経験が少ないのですが、あの「ミシッ」という感じでしょうか。
更に私のピアノはアップライトなので、グランドの「鍵盤の底を感じる」事が出来なくて
脱力出来ているかわからないのが悲しいです( ;∀;)。
ハノンを、ひたすら弾いていると頭に色々浮かんできますよね!
瞑想をしているような感じになります。

動画拝聴させていただきました。
私は脱力がわからないので申し訳ないのですが
目を閉じて聴いていると、馬が歩いているような心地よい拍子とリズムを感じました。

ねこぴあの

きょろぴ~さんへ

ねこぴあの
2022.03.19 Sat 13:00

きょろぴ~さんお返事が遅くなりごめんなさいm(__)m

ミシッとした感じ、そんな感じです。鍵盤をおろすと木の部分に指が当る感じというか。カツーン!と当ると痛い音になってしまい、雪道を歩いたときの下が土ではなく石になってしまうというか。うまく説明できません^^;そもそも脱力できてない人なので^^;脱力できてるかどうかは、案外他人の方が分かりますよね。明日のオンライン会でそんな話ができるといいですね!

>馬が歩いているような心地よい拍子とリズムを感じました。

わあよかった!わたしも馬が歩いている感じで弾いていたんです^^
つたない練習の音を聞いてコメントいただき嬉しかったです、ありがとうございました!