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シャンプーしたマルチーズ

以前師匠がシューマンのユーゲントアルバムの30番(無題)の解説をしてくれたときに、

「実はこの曲は骨格はこんなにシンプル。でもそれだとシャンプーしたマルチーズみたいになってしまうので、このように盛ってる(言葉は違っていたと思うけど思い出せない)」

といったことを言っていて、印象に残っている。




さて、シンフォニア5番

練習3日目でも、ソプラノとアルト、ともかく音は並んだ(装飾音なし)。



バスも弾いてみると、同じようなことを繰り返していて複雑さがない。

試しに3人同時で超~~~~~~~~ゆっくりで(装飾音なし)音を出してみると、間違いながらでもなんとか出せて静かに驚く。

シンフォニアは今までずっと、こんなに早期に3人は無理だった。おかしい。そんなわけがない。何かの罠か?

いやいや、単に装飾音なしだからだよね。

・・・そりゃそうだよ、これじゃ、シンプルすぎる。装飾しないほうがオカシイ気がする。




「シャンプーしたマルチーズ」を、ふと思い出した。

ああそうか。装飾するとふわふわのマルチーズになるのか。




でも・・・

びしょ濡れ状態で何の生き物か分からなくても、

十分きれいだけどなあ(自分の出している音はさておき)。



「たゆたう」って言葉が浮かぶ。

羊が1匹、羊が2匹・・・

次々に羊が現れて幸せに眠れそうだよ。




ところで、この曲を弾いていたら、

ハノンで3度をやってるせいか、重音のずれが気持ち悪くて自分でもびっくりした。

こういうのって初めて。



そうかあ。

きっと先生も気持ち悪かったんだなあ。

気持ち悪いから、ちょっとのズレでも「ズレてる」って言うのかもしれない。




超高級和牛を食べたことがなかったら、安くて硬い肉だって超おいしいはず。

気持ち悪くなかった頃と、

気持ち悪くなった今と、

どっちが幸せなんだろう。


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