↑聞いたことはあったけど読んだことがなかったので、読み始めたら面白いです。
ああそうか、確かにそうだな~・・・と納得した文章が。
ピアノの先生をもっといい先生に替えた方がいいでしょうか、という質問への答えです。
Q5.今ついている先生はいわゆる「街のピアノの先生」で、教材研究などもあまりなさってる様子はなく、発表会を聞いても、それほど上手な生徒さんがいるわけでもないです。他の先生に替わったほうがいいのでしょうか。うちの子供は順調に伸びています。
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ご自分のお子さんが、順調に伸びているのであるならば、替わる必要はまったくございません。
その先生の力量のほどを測ることはまず素人には無理です。先生を替わってみれば以前の先生と比べて、自分の子供にとってどうであるか の判定は可能でしょう。しかし替わってみて、前より良くないから戻ろう、ということもちょっとしづらいでしょう。
他にいい生徒がいないことが、その先生の責任であるのかどうかはわかりません。たとえば私はレベル20を超えている生徒が 10人近くいた時期もありますし、今のように一人しかいないなどということもあります。逆にいい生徒が集まっているということが その先生が優れた教師であるという証明にはなりません。肩書きがあれば実力に関係なしにたぶん集まります。 数年前、さる有名な先生からうちに移ってきた生徒の親が、しばらくたって、こんなことをおっしゃったことがあります。
前の先生はとにかく「練習が足らない」と「だめ」としかおっしゃらなかった。だめなのはわかってるんですけど、どうだめなのか どう弾いたらいいのかということを、一度もおっしゃってくださらなかった。
その子はソルフェージュをまったくやってもらっていなかったようです。頭がいい子で読譜は問題なかったですが、 音感は絶望的についていませんでした。もちろんうちに移ってきた段階で、音感をつけることの出来る年齢ではなくなっていました。 その先生が少なくとも入門者の指導に関しては落第であることは間違いないでしょう。
いうまでもないことながら、肩書きと実力を兼ね備えた先生も大勢いらっしゃいます、というかその方が多いはずです。
そもそもすべての生徒に良い先生というのはなかなかいないものです。また少々実力が劣っていても、熱意を持って教えてくださる先生の方が、 実力があってもいい加減にあしらうだけの先生よりはるかにいいことは自明のことです。そして何より先生を替えるというのはどう転ぶかわからないばくちなのです。
今順調に伸びているのであるならば、少なくとも現段階においてはその先生は他の子はともかくその子にとっては良い先生なのです。 うまくいっているものをわざわざ捨ててしまうというのは、決してお勧めできることではありません。
先生を替えなければならないのは、長期的スタンスで見てどうもあまり伸びていないのではなかろうかと思われるときです。
大人の趣味の場合、
先生を替えたり複数の先生に習うというのは、よく聞く話。
ピアノとの付き合い方は人ぞれぞれ。
先生側としたら生徒は収入源なので、よほど嫌な人でない限り(内心はどうであれ)レッスンしてくれるものと予想。
でも生徒だって先生だって人間だからさ。
嫌いなタイプの人と二人っきりでびっしり指導とか、嫌だわ~~。
先生だってきっとそうでしょ。
「レッスンを継続できる」って、それをクリアしてるってことだと思う。
クリアして、その上でちゃんと言われたことを守って練習してることを大前提とした場合、
順調に伸びているのならばいい先生。
伸び悩んでいるのならば他へ行くのもあり。
あ~~なんて単純明快!
確かにその通り!
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