なんでだろう
いい方向に。
悪口は絶対に言わないと決めて、
負のオーラを周囲に巻き散らすことをやめて、
頸椎症を発症したこともあって、背筋を伸ばして姿勢に気をつけて、
立ち居振る舞いを穏やかにするように注意して、
ぶすっとした話し方はしないように、なるべく笑顔でいるように気をつけたんです。
全部はなかなかできないけど、
そうすると、少しずつ、少しずつ、前とは違っていって、
相手の、「感情をコントロール出来ないんだなあ」とか、「内面がごちゃごちゃしてるんだなあ」とかが、自分に伝わるようになって、
それによって例えば、突然怒鳴られるとか、理不尽なことを言われるとか、何か自分に害があっても、
「これはあの人の問題であってわたしの問題ではない」と思うようになってきました。
そうなると、うまく言えないけど、嫌なことがあっても誰かに愚痴を言う必要がなくなったんです。これは予想外でした。
そりゃたまにはちょっと話しますよ、家族とかに。
でもだらだら話してもしょうがないというか、
そういうのは全部「どうでもいいこと」に思えてきました。
今日、(ピアノじゃない)友達とランチでした。
コロナになってから、同居家族以外とは控えていたので、ものすごく久しぶり。
おいしいものを食べて、たくさんおしゃべりして、
また行こうね~って別れて、
帰り道、なんでだか、思いました。
あれっ?
なんでだろう。
わたし、前ほど楽しくなかったな・・・。
そういう小さな違和感は、最近、(ピアノじゃない)別の友達にも感じることがありました。
なんでだろう?
今日もたくさん笑ったのになあ。
大きな河の上で、別々のいかだを、すぐ近くでお互いにこいでいたのに。
「もう疲れたよ~」
「大丈夫!ほら頑張ろう!」
励まし合ってきたのに。
「あのいかだの人、ひどいんだよ~」
「わかる~わたしもこの間ね・・」
愚痴を言い合ってきたのに。
友達のいかだ、
そっちいっちゃうの?
わたし、せっかくいい方向になったのになあ・・。