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パヴァーヌって

ラヴェルの「亡き王女のパヴァーヌ」(連弾 プリモ)ですが、

やっと今日、最後の音まで到達しました!

リズムがとりにくいところがあって、結構かかりましたよ~



ところで、この曲の練習を始める前は、パヴァーヌは王女の名前だと思っていました。

しかし、この記事に書いたように、人名ではなく、ダンスの名称だったのです。



ちなみにこんな感じのダンスのようですよ。



このサイトにあるように、ルネッサンス舞曲のひとつだそうです。




ところで、

オスカーワイルドの「王女様の誕生日」という童話が、この曲のラヴェルの着想になったのではないか、

という意見を耳にしました。

こちらのブログに、その童話のストーリーや、ベラスケスの「ラス・メニーナス」という絵との関連性も書かれていて、大変興味深いです。




この曲はとても美しいのですが、

わたしはなぜか、全編を通して、「哀しみ」で出来た巨大な湖の上で踊る、ひとりぼっちの美しい踊り子、のような、印象を受けるのです。



湖の上で踊るなんて変ですね。

でもそんな感じなんです。水っぽいというか。

人が水の上を歩けるわけもないのに、現実の世界ではないかのような、おとぎ話的な、

でもやっぱりすごく人間くさいんです。

美しさの下にドロドロが透けて見えるような、やっぱり水なんだよなあ。

踊り子さんは、自分の意思はともかく踊らなきゃいけない、しかも決まったパターンで。

だからいくつかの形が何度か繰り返されるのかも?



「かわいそうな」「はかない」

練習しているとそんな言葉が浮かんでしまい、なんだか悲しい気持ちになるような、そんな曲です。



あまり楽しくなれないのは、それだけではなく、

自分の出す音が美しくないのもあります。



それでもやっぱり、不思議で美しい音の重なりは、

言葉で言い表せない色合いの、触ったら消えてしまう金平糖みたいで、

その金平糖をつかまえたくて、美しく出したくて、

毎日少しずつ、音を出しています。






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