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きれいに咲くために。

あわれみ(主よあわれみたまえ)は、ペダルからやり直すことにしました。



先日の練習会で、自分が弾いている曲(あわれみ、亡き王女、2台のソナチネ)を弾いてもらったときに、

あまりの違いに愕然として、

オンショクはもちろんのこと、ペダルが全然違うことに気が付いたのです。

オンショクは今すぐどうにもならないかもしれないけど、ペダルはせめて、せめてペダルだけでも直そう。そう強く思いました。




でも、自分のピアノを弾いてみると、この間弾いたヨーロッパの楽器との違いにびっくりして、沈むような気持ちに。

日本人がいくらドレスを着て舞踏会でワルツを踊っても、おそらく「なんちゃって」にしかならなかったように、そもそも無理なんじゃないか?

一瞬そう思ったけど、すぐに打ち消しました。



ドレスを着て踊りたいんじゃないもの、

会場に流れる音楽を奏でるのなら、有色人種だってドレスじゃなくたっていいはずだ。



わたしは、あわれみを、きれいにするんだ。

主役はわたしじゃない。あわれみなんだもの。

もっともっとピアノの音をちゃんと聞こう。

もっともっとゆっくり弾こう。

先生の指示じゃなくて自分の耳で。




そう思ってゆっくりゆっくり音を出していると、

だんだん、楽器の音が耳になじんできました。

するとふと、自分の好きな言葉が浮かびました。


「人見るもよし、人見ざるもよし、我は咲くなり」


誰かが見ていても見ていなくてもかまわずに、自分の命を精一杯全うする、道端の花のように。

花は、ほめれらたいとか、誰かに勝ちたいとか考えずに、ただただ咲いている。




しょせんは趣味、今さらこんなに頑張ってもなんにもならない。

練習はありえないほど地味なことの積み重ね。

こんなことやってなんになるんだろう。

別にこの先こういう曲を弾かなきゃいいだけの話じゃないか。

~さんだって~~さんだってハノンなんか(ツェルニーなんか)やってないよ。




いいえ、そうじゃない。

趣味のピアノは、自分の心が喜ぶためのもの。

人は人、自分は自分。

だからやっぱり、練習しよう。

きれいに弾くために。

きれいに咲くために。
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