山形旅行 その1
家族で旅行に行ってきました。
結婚した子供が、(旦那さん抜きで)家族で旅行に行きたいと言い出したのがきっかけ。
1人は独身ですが(家は出ています)、それぞれ家庭を持ち子供が出来たら、家族だけで水入らずで旅行するのは今後難しくなるだろうと予想しました。
「これが最後の旅行になるかもしれないよ」
夫婦で調べて、かなり思い切って宿を予約。
あ~秋服も冬服も我慢だな~~・・・
そんな思いを、昔やっていたCMの「物より思い出!」という言葉で打ち消しました。
それからは、旅行を指折り数えて楽しみにして過ごしていました。
旅行が楽しみすぎて、近づいてくると寂しくなる始末。
「もう旅行が来なければいいと思う、ずっと楽しみにしていたい」
そう言うと、夫は笑っていました。
子供がコロナにかかったり、台風が来たりして、
どうなることかと思いましたが、
無事、いよいよ旅行前日に。
仕事を無理矢理定時に終わらせて、浮き立つ気持ちで自転車で帰りました。
久しぶりの、家族そろっての夕食。
大事なこと、けど今まで話してなかったことを、話せました。
わたしの布団はピアノの下に敷いて、子供達は元の子供部屋でそれぞれ寝ました。
いよいよ当日。
天気は曇りで心配しましたが、高速を進むうちにだんだん晴れてきました。
「晴れてよかったね~」
「楽しみだね!」
「山寺ってこういうところみたいだよ」
「次の日はここに行かない?」
夫が運転して、
わたしは助手席で、
後ろの席に座る子供達がいて。
前は当たり前でした。
子供達は幼くて、わたし達夫婦は若かった。
当たり前のことなんてなくて、奇跡のような瞬間だったんだと、今は分かっているからこそ、
かけがえのない時間をかみしめていました。
続く。
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