スタッカートが弾けません
スタッカートができないからです。
(楽譜はレガート表示なんですよ?レガートはいいそうです。)
前回の26番で、突如先生から全編スタッカートで弾くように指示されました。
変奏練習は結構やっていて、その中にスタッカートもあったので、できる気でいましたが、できてませんでした。
指摘はありつつも26番は終わりになったのですが、まさかの27番でもスタッカート弾きの指示(想定外だった)。
もんのすごくゆっくりの片手の単音で先生がやってみせてくれるけど、真似しても弾けない。がちがちに手首に力が入っている。まるでそこだけ星飛雄馬の養成ギプスを組み込まれたかのように固定されている。
座り方から説明される。座り方はOK。でも手首は力が抜けない。
「こっちを見て」と、楽器に映る手を見るように先生が指示するけど、凝視してもできない。
「もっと鍵盤の底までしっかり押して」と、先生が柔らかい手首で、きっぱりして短い、けどよく響く音を出す。
わたしも真似するけど、音は鍵盤の周囲でとどまっていて、先生のように上に上がっていかない。
何度も何度もやって、ようやく、「もんのすごくゆっくりならなんとか?」状態になり、27番はスタッカート練習をするよう指示が(当然ですね・・)。
愕然としました。(再開してから)15年ピアノ弾いてきて、スタッカートが弾けないんです。
このままだとハノンが進まないと落ち込むわたしに、師匠が言いました。
「停滞したっていいじゃないですか、じっくり取り組めばいいんです、技巧を身につけるためにやっているのであって、身につかなかったらそれまで」
ハッとしました。
そうだよ、どんどん進むことが目的じゃない。
バイエルの初歩に戻ったつもりでやり直そう。
それで、練習していましたが、どうにもやっぱりできない。
わらにもすがる気持ちでYouTube検索すると、いっぱいあるんですね~指導動画。逆にびっくりしました。
この動画に出てくる「ダメな例」がまさにわたしでした((((;゚Д゚))))
どうりで、全編スタッカートで弾くと腕が痛くなるわけだよ・・。
次に見たのがこれ。
動画と一緒にやってみる。
おお?これはいい!(*゚Q゚*)
YouTube、この先生方、ありがとう!!
もう一度鍵盤の前へ。
ああ、ゆっくりならできる!
腕の力で弾かない脱力したよく響くスタッカートを、いつかできるようになるぞ~~~~!!