プロの演奏は
そんなわけで、最近はモーツァルトかバッハしか聴いていなかったのですが、ショパンのCDに手が伸びました。
わたしが持っているのは小山実稚恵さん。
完璧すぎるだろう!!速すぎるだろう!!
はあ~~~・・・・
こんなの永遠にムリだよ・・・・・
でも・・・・・
ショパンのピアノコンチェルト(ピアノ独奏)2楽章で、
ああ、なんてきれいなんだ・・・・・って思った。
きれいだなあ、きれいだなあ・・・・
なんてきれいなんだ・・・・
プロの演奏は、
はてしなく高い山の、まだふもとにいることに気が付く。
きっと色々なことを犠牲にしてきたであろう、積み上げてきたものを感じる。
ピアノがどれだけ厳しい世界かを、思い知る。
きっとこれから一生かけても、中腹にまでもいけないであろう、自分の限界を感じる。
どうしてわたしはこんなに弾けないんだと、落ち込む。
でも、プロの演奏は、
あまりに綺麗な音に、泣きたくなる。
人間に生れてよかったって思う。
きれいな音を聴けることが幸せだって思う。
ピアノが大好きだって、実感する。
聴くのも好きだけど、自分は弾く側なんだって、感じる。
悲しいほど弾けないけど、弾く側なんだ。
こんな風に弾けないけど、
弾けなくても、
いつかきっと。
いつかきっと。
はてしない夢を見ていこう。
夢をみれることって、きっとすごく幸せ。