粒の奴隷
ツェルニーをやるということは、もはや「粒」の奴隷になったも同然です。
ツェルニーの他の曲のレッスンで前に、縦がずれてるとかなんとか言われて、「粒をそろえることしか考えてませんでした!」と言ったら、すかさず、「粒もそろってないけどね(笑)」と言われたことがあります、そういや。
「縦線」もやっかいです。
「テンポ」と「拍子」も大変です。
これらのどれか一つでもよくしようとすると、他のことがおざなりになります。
聖徳太子じゃあるまいし、できるかーーーーい!!( ;∀;) と言いたいところですが、そうも言ってられません。
上にあげた事柄ばかりじゃあありません。
「強弱」とか「速度」とか・・・・・ああ、もう!!( ;∀;) です。
「音楽的に」に、たどりつけません。
さあ、もう一度、ツェルニー30番の教本の冒頭を読んでみましょう。
陣内にちょっと似たツェルニーさんの白黒写真つきです。

「人間的にたいへん温和で冗談にも悪口などいえなかったような人の良さと、気の弱さを持っていた人」と書かれています。
・・・・・・・・・ふーん・・・・・そうなんだあ・・・・・
日本では、今でもあなたの教本を頑張ってやっているひとが、大勢いますよー・・・ツェルニーさん。
自分ができないからって八つ当たりして、ツェルニーの金髪ドS野郎!とか、簡単に悪口を言ってごめんなさい・・・
人柄がよくないから、できるようにならないんでしょうか・・・・
・・・・で、髪は何色だったんでしょうね??(ドウデモイイ)
ってことで、今日のツェルニー30番の14曲目の録音です↓