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尾高 尚忠 みだれ 2台のピアノのためのカプリッチョ

少し前にこんな記事を書いたのですが、

あれから実は気になってユーチューブで校歌、童謡、盆踊り、琴、尺八、など、ちょっと検索して聴いてみました。

楽譜はないのですが、聴く限りだと3拍子の曲は極端に少ないようです。



これはいったいどういうことなんだろう??と興味を持ち、ネットで日本人のリズム感について調べていくと、

日本人には裏拍よりも表拍がなじみやすい、港に帰るように、帰るところがあるとなじむだそうです。

たとえば、「世界にひとつだけの花」の歌、あれも表拍だそうで。

こんな興味深い文章も。


日本のリズム感である二拍子には強拍弱拍の区別やビート感もなく、前の間(ま)と後ろの間の組合わせ(略)による二拍子が形づくられた。クラシックでは、拍そのものに強弱の概念がまじっているのに対して、日本音楽の間は純粋に音の長さの単位を表している。
こうした「静かな二拍子」は、いわゆる「強弱の二拍子」よりも拍の支配力が弱いから、拍を増減して部分的に三拍子とも一拍子ともとれる拍の組合わせを作ったり、民謡の「追分」のような自由なリズムを取り入れて、微妙に伸縮するリズムを作ったりすることができる。こういうリズムのデリケートな部分は、外国人には理解しにくいところだろう。



おおおおお~~~~~・・・・・

やっぱり日本人古来のリズムってあるんだ・・・・・でもピアノ、特に自分がやっているのはクラシックピアノ、西洋人が作ったものだよ?



すると、こんな曲に出会いました。

戦前の日本人が作曲したものらしいのですが、この曲のリズムは外国人には難しいものだったそうです。



うん、なんだろ・・・・説明できないけど、どこか日本的・・・。

まるで邦画を見ているみたい。

そういえば日本の歌って、短調のものが多いですね。

ドナウ川で有名な曲に、ヨハン・シュトラウスの「青く美しきドナウ」というのがありますが、日本人が好むのは、イワノビッチの「ドナウ川のさざなみ」だと書かれた文章もあります。

日本人の感性、決して西洋人に劣っているはずがないのに、どうしてわたしは西洋ピアノを弾くのでしょう。

日本人作曲では、過去に1曲だけ、平井康三郎さんの「幻想曲さくらさくら」を弾いたことがあります。

年をとってもしも入院したら、時々だけ外に出られたら、何を見たいだろう。何を思い浮かべるのだろう。

子供時代の光景が、この「みだれ」を聴いていたら、なぜか思い出されました。






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NoTitle

とに
2015.07.23 Thu 07:42

リズム、メロディー、この話題、ますます面白くなってきましたね~。「日本人だからできない」と自分の努力不足の言いわけにするつもりはないんですが、たぶん私にはあんまりピンと来ないものも、例えばイタリアやドイツの人ならさくさくできることもあるのかなあと思ったりしました。

この曲気いいですね!おっしゃるとおり、日本を感じる場面がありますね。連弾友は「なぜかヒナステラを思い出した」って言うんですけれど(本当になぜそこでヒナステラが出るんだって感じですが、アルゼンチンの土着の音楽の特徴ってどんなんでしょうね。)

とにさんへ

ねこぴあの
2015.07.23 Thu 22:36

でしょう~でしょう~なんだか日本的ですよね。
ヒナステラ・・・・全く詳しくなくて、へ~~!!と思いました。

>「日本人だからできない」と自分の努力不足の言いわけにするつもりはないんですが

そうそう、そうなんですけど、やっぱりもう遺伝子に組み込まれているものがあるような気がしてなりません。

同じ景色をみても同じ音楽を聴いても感じ方はそれぞれで、日本人同士でもそうなら、国民性の違いがあって当然だと思うのですよね~。どっちが優れているとかの話でもなく・・・。音楽に限らず・・・。

NoTitle

とに
2015.07.24 Fri 00:09

そう、どちらが優れているということではなくてね・・・むかーし読んだ中村紘子さんのエッセイで、チャイコフスキーコンクールで「トロイカ」をある中国人が弾いたところ、冒頭のペンタトニックが京劇の節回しのように聞こえた、その人のピアノにもっと技術や説得力があったら斬新な素晴らしい「トロイカ」になっていたかも、というようなことが書かれていて(ちょっと詳細うろ覚えですが)面白いなーと思ったのです。

ピアノの先生に日本のわらべ歌を元にしたピアノ曲の楽譜(練習会でちらっと弾いてみたあの楽譜です)を差し上げたら、「メロディやリズムが自分が知っている世界とはまったく違うものなので、慣れるのに時間がかかりそう」と戸惑っておられました。

とにさんへ

ねこぴあの
2015.07.25 Sat 09:02

>チャイコフスキーコンクールで「トロイカ」をある中国人が弾いたところ、冒頭のペンタトニックが京劇の節回しのように聞こえた、その人のピアノにもっと技術や説得力があったら斬新な素晴らしい「トロイカ」になっていたかも

それはなんとも興味深いお話ですね。
そのように感じたことが、素晴らしいなあとも思いました。
(ペンタトニックと京劇がそもそもわからなくてネットで調べて読みましたが、ペンタトニックはよく分からなかったですが・・笑)

>「メロディやリズムが自分が知っている世界とはまったく違うものなので、慣れるのに時間がかかりそう」と戸惑っておられました。

ええええ~~~・・・・・そうなのですね!
メロディやリズムが・・・考えてみたらそりゃそうだ、となりますが、なんとも不思議な感覚です。
日本を離れて暮らしているとにさんだから感じる「日本」がたくさんあるような気がします。
男性が演じる女役がとても女らしい、生まれたときから女性だと気が付かないこと・・・みたいに。
ショパンは二度とポーランドには戻れなかったんですよね。
だからこそ生まれたものが、あるのかもしれませんね。