アヴェ・マリア練習中

カッチーニの「アヴェ・マリア」吉松隆編も練習しています。
ここしばらく、ツェルニーとインベンションを同時にレッスンでみてもらっていたのですが(途中バッハの小前奏曲もちょこっと)、6月前半の発表会に向かって、練習曲は1曲のみとし、それとソロ曲で合わせて2曲みてもらうという、従来の形に戻った感じ。
ジュリオ・カッチーニ(Giulio Caccini/1545-1618)は、「ルネサンス音楽末期からバロック音楽初期におけるイタリアの作曲家。その前半生についてはほとんど知られていない。30代半ば頃からメディチ家の宮廷で従事し、テノール歌手として働きながら作曲活動を続けていたという」とのことです。
グノーとシューベルトと並んで3大アヴェマリアと呼ばれるほど有名な、カッチーニのアヴェマリアは、「録音も楽譜も90年代前半まで全く知られて来なかった。さらに、80年代以前の愛唱歌を集めたどの楽譜にも収録されて来なかった上、現在入手出来る出版譜は全て編曲を経た物で、カッチーニの曲集には載っていない。また、歌詞がただ"Ave Maria"を繰り返すだけという内容も、バロックの様式とは相容れないとされる。」ことから、実際は、ロシア人のウラディーミル・ヴァヴィロフ(Vladimir Vavilov)という方が作曲したというのが、どうも定説のようです。しかしなんで、自作の曲を別の作曲にしたんでしょうね?
もともとは歌曲のために、現在出回っているのはすべて編曲というのも本当なのでしょうか?
きっと数多くある編曲の中で、わたしは吉松隆さんの編曲のこの曲に出会ってしまったのです。
吉松隆さんは、「少年時代は手塚治虫のような漫画家か、お茶の水博士のような科学者になろうと思っていたが、中学3年の時に突然クラシック音楽に目覚め、慶應義塾大学工学部を中退後、一時松村禎三に師事したほかはロックやジャズのグループに参加しながら独学で作曲を学ぶ。」だそうです。
脳梗塞後左手のピアニストとなった舘野泉さんは吉松さんの作曲した曲を弾いていますねえ。いつかコンサートに行きたいです。
ともかく、6月の発表会でベートーヴェンをどうしても弾く気になれず(汗)、見切り発車で練習を開始し、この間初レッスンに出したところ。
きっと揺らしていい曲なのでしょうけど、そういう曲自体がほんとに久しぶりなので、ペダルをほぼずっと踏むことも含めて戸惑いますが、今は、超絶ゆっくりメトロノームに合わせているとこ。
通して弾くとそんなのぶっとんでしまいます・・・・光景や感情がどんどん湧き上がってきて・・・・・(;´▽`A
間違えてもそのまま突っ走ったり、弾きなおしたり、拍も音もめちゃくちゃですが、現状ってことで。
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