ねこぴあのおと

アヴェマリアとハンガリー舞曲の発表会のために放置していたインベンション2番の練習を再開しました。




長いフレーズのテーマが右手から始まるのですが、

これがおとといからこう聞こえてきました。

「ふと目覚めてひとりで気が付く自分はひとりぼっちだ～」

この後の、どっちがが歌っているところにもうひとりが伴奏的に歌うところも、

「ひとりで～」とか「生きてく～」とかに聞こえます。


孤独で自分を憐れんでいる歌じゃあありません。

一人で生きていくという決意です。最後の音にそれが特に現れています。

しかしどこか寂しさもまとわりつきます。

同時に、優しさも。

優しさはどこから来るのでしょう。

どうしようもない孤独感を味わったひとだけが分かるもののような気がします。



・・・・決して鍵盤をたたかないで弾きたいな・・・・。

・・・どうしたらでこぼこしないで歌えるんだろう・・・・。



ゆっくりゆっくり片手練習をしていると、鍵盤から手が生えているような気持ちになります。